一軒家の火災保険の相場は? 戸建て、賃貸、マンション別、保険料を抑える方法や入るタイミングについて解説

一軒家の火災保険の相場は? 戸建て、賃貸、マンション別、保険料を抑える方法や入るタイミングについて解説

「一軒家の火災保険の相場っていくらくらい?」
「火災保険料ってどうやって決まるの?」
「一軒家で火災保険を安く抑える方法は?」

上記のような悩みや疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、火災保険の相場や火災保険料の決まり方、火災保険料を抑える方法や入るタイミングについて解説しています。

この記事を読むことで、自分自身が火災保険に加入するための流れや、火災保険の相場が理解できるようになるでしょう。

ぜひとも参考にしていただけたら幸いです。

一軒家の火災保険とは?

最初に、火災保険がどういったものなのか、簡潔に理解しておきましょう。名称こそ火災保険ですが、火災保険がカバーするのは火災の被害だけではありません。

火災保険はさまざまな災害に対応しているのです。

【火災リスク】火災・落雷・破裂・爆発
【自然災害リスク】風災・ひょう災・雪災・水災
【日常生活リスク】 水濡れ・盗難・偶発的な事故・物体の落下による破損

上記のように火災だけではなく、盗難や偶発的な事故にも対応しています。また、補償範囲は建物・家財の2つですが、建物・家財別に補償額を設定しなければなりません。

どちらも補償額の設定を高くすれば、当然支払う保険料も高くなります。一方で建物は補償額を設定したが、家財には補償額を設定しなかった場合、支払う保険料は安くなります。

火災保険は非常に細かく決める必要があるのです。高く設定しすぎて何もなければ払い損になりますし、難しいかじ取りを迫られます。

火災保険には地震保険もありますが、火災保険に初めから付帯されている訳ではなく、火災保険の特約として地震保険に加入しなければなりません。地震保険で補償される金額には上限があります。

地震保険の特徴
➀火災保険の金額の30~50%の範囲内
➁かつ建物は5,000万円まで
➂かつ家財は1,000万円まで

火災保険で知っておきたいのが、「失火責任法」といった法律です。この法律の内容は、「失火によって他人の家を燃やしてしまっても、失火者に重大な過失がない限り、損害賠償責任を負わなくてもいい」といった内容になっています。

隣の家の住人が原因で自分の家が火災の被害に遭ったとしても、失火者(隣の住人)に損害賠償請求はできないのです。

よって、一軒家や賃貸にかかわらず、万が一のときのために火災保険に入っておくことが大切なのです。

一軒家の火災保険料の相場は?

一軒家の火災保険料の相場は?

火災保険料の相場に明確な金額はありません。なぜなら、建物の構造や所在地、占有面積や補償内容によって大きく変わってくるからです。

保険料を事前に知りたい場合、損保会社の見積もりシミュレーションを利用すると良いでしょう。毎月払う保険料の金額が試算できます。

次項では、損保会社のシミュレーションを使って試算してみた際の一例を紹介していきます。

一戸建て・中古の場合の火災保険の相場

前提とした条件

・建物=一戸建て   ・所在地=東京 ・建物の構造=木造以外
・建築年月=2010年 ・建物の購入価格=3,000万円
・家財の補償=希望する ・家族構成=2人(夫、妻)
プラン概要 おすすめプラン
ベーシック(Ⅰ型)
標準プラン
ベーシック(Ⅱ型)
エコノミープラン
スリム(Ⅰ型)
地震保険あり
の場合の保険料
 年払の保険料 :
96,830
年払の保険料 :
91,970
年払の保険料 :
84,960
地震保険なし
の場合の保険料
  年払の保険料 :
36,740
 年払の保険料 :
31,880
   年払の保険料 :
24,870

建築年月日を2021年にして試算したところ、下記の金額になりました。

プラン概要 おすすめプラン
ベーシック(Ⅰ型)
標準プラン
ベーシック(Ⅱ型)
エコノミープラン
スリム(Ⅰ型)
地震保険あり
の場合の保険料
 年払の保険料 :
73,490
年払の保険料 :
70,000
年払の保険料 :
65,880
地震保険なし
の場合の保険料
  年払の保険料 :
25,360
 年払の保険料 :
21,870
   年払の保険料 :
17,750

シミュレーションの結果を見ると、一戸建ての場合は、新築の方が保険料は安くなりやすい傾向にあることが分かります。築年数が経つほど、保険料は高くなりそうです。

賃貸物件の場合の火災保険の相場

賃貸物件の場合、以下の2つの補償を目的として火災保険に加入します。

  • 借家人賠償責任保険(大家に対する補償)
  • 家財保険(契約者の家財を補償)

賃貸物件は基本的に、建物本体の火災保険は大家が加入しています。建物内の家財に関しては、部屋を借りる人が加入するケースが多いです。

自身の過失で火事をおこし、建物に損害を与えた場合は、借家人賠償責任保険が適用される仕組みです。

前提とした条件

・建物=賃貸物件 ・所在地=東京 ・建物の構造=鉄骨造
・家財の補償=希望する ・家族構成=2人(夫、妻)
引受保険会社日新火災チューリッヒ少額短期保険東京海上ミレア少額短期e-Net少額短期保険三井住友海上ジェイアイ傷害火災
保険料4,000円4,770円9,500円7,500円6,700円9,000円
保険期間1年間1年間1年間1年間1年間1年間
家財保険金額100万円300万円250万円200万円100万円337.4万円
借家人賠償責任2,000万円1,000万円2,000万円2,000万円1,000万円2,000万円
借家修理費用300万円 100万円 100万円 100万円300万円100万円

賃貸住宅では、年間の保険料が4,000円~9,500円という結果になりました。本体の火災保険に入らなくて良いので、火災保険料も一軒家と比べて割安です。

マンションの場合の火災保険の相場

前提とした条件

・所在地=東京 ・洪水や土砂崩れの心配=有
・建築年月=2010年 ・専有面積=75㎡
・家財の補償=希望する ・家族構成=2人(夫、妻)
プラン概要 おすすめプラン
ベーシック(Ⅰ型)
標準プラン
ベーシック(Ⅱ型)
エコノミープラン
スリム(Ⅰ型)
地震保険あり
の場合の保険料
 年払の保険料 :
39,690
年払の保険料 :
37,650
年払の保険料 :
34,360
地震保険なし
の場合の保険料
  年払の保険料 :
14,660
 年払の保険料 :
12,620
   年払の保険料 :
9,330

一戸建てと比べると、保険料は割安です。水害の心配がない場合、更に保険料は安くなるでしょう。

火災保険料はどうやって決まるか解説

火災保険料を決める基準として、下記のものが挙げられます。

建物の構造
建物は「コンクリート造(M)」、「鉄骨造(T)」、「木造(H)」の3つに分けられます。
建物の構造による燃えにくさを1つの指標にして、保険金額を決めています。

築年数
築年数が新しい建物ほど保険料は安くなりやすいです。
築年数が長いと修繕箇所も見つかりやすいので、保険料は比較的高くなります。

戸建てorマンション
建物が戸建てかマンションかによっても料金は異なります。
一般的には、マンションよりも戸建ての方が保険料は高いです。

保険期間
保険期間は1年~10年の範囲で選べます。
契約期間が長ければ長いほど、1年あたりの保険料は割安になります。

所在地
どこに住むかによっても保険料は異なります。
なぜなら、自然災害が多いエリアは保険料が高く設定されているからです。
例えば、沖縄は台風の影響を良く受け、北海道は豪雪の影響を良く受けるので、火災保険の参考純率(指標みたいなもの)は高くなりがちです。

占有面積
家の占有面積が広ければ広いほど、保険料は高くなります。

逆に狭ければ、保険料は安くなるのです。

補償内容、対象
補償内容を手厚くすれば、そのぶん保険料は高くなります。
また、補償の対象を「建物のみ」、「家財のみ」、「建物と家財」のどれを選択するかによっても保険料は変わってきます。
一軒家で言えば、建物と家財の両方を対象にするケースが圧倒的に多いです。

一軒家での火災保険料を安く抑える方法

一軒家での火災保険料を安く抑える方法は下記の4つです。

  1. 補償内容を絞る
  2. 保険期間を長くする
  3. 複数の保険会社を比較する
  4. 免責金額を増やす

まずは、補償内容を絞ることが大切です。ポイントとして、本当に必要な保障かどうか見極めることを心掛けましょう。

第二に、火災保険は長期で契約すると保険料の割引があります。できるなら、最長10年で契約を結ぶのがベストでしょう。

第三に、複数の保険会社を比較することです。補償内容や条件が同じであっても、保険会社によって保険料にはバラつきがあります。見積もりサイトを利用し、比較することで保険料が安い会社が簡単に分かります。

第四に、免責金額を増やすことです。免責金額とは保険金が下りる際の自己負担金額のことであり、免責金額を5万円に設定すれば、10万円の損害が発生した際は残りの5万円だけが支払われます。

免責金額を高く設定することで保険料は安く抑えられますが、自己負担できる金額をよく考えて決めた方が良いでしょう。つまりは、バランスが大事です。

どのタイミングで火災保険に入るのがいい?

火災保険が適用されるタイミングは、家の引渡日と同日に設定しておけば安心でしょう。
よって、加入手続きするタイミングとしては、金融機関の住宅ローンの契約時、一緒に火災保険の加入手続きもしておくのが最適です。

住宅ローンの契約時、火災保険への加入もセットにしている金融機関は多いです。住宅ローン契約時以外では、家の引渡日の2カ月前に加入手続きをすると良いでしょう。

余裕を持って選べることにより、色々な火災保険を見比べて決めることができます。

10年一括の場合と35年一括の場合の相場目安

2021年現在、火災保険の契約期間は最長10年となっています。しかし、2015年10月以前まで、最長35年の契約が可能だったのです。

35年一括契約の割引率は保険会社によって異なりますが、約30%程度です。10年一括契約の割引率は、約10%程度です。

長期契約を結ぶ場合、相場から割引率を引いて試算してみるのも良いでしょう。

ちなみに、35年契約が無くなった原因として、自然災害が多発するようになったことが挙げられます。保険会社側は長期的なリスクを予想するのが難しくなり、保険金の支払い負担も増加しました。

よって、火災保険の長期契約は最長10年となったのです。

一軒家の火災保険の給付金はどのくらいもらえるのか

火災保険の給付金は、民間保険・共済保険で下りる保険金の金額が異なってきます。民間保険は補償内容や特約を自由にカスタマイズできるので、契約内容によって給付金額は大きく差が出るでしょう。

一般的には、下記のような幅に収まることが多いです。

戸建て50~150万円
アパート・マンション70~200万円

共済保険の場合、民間保険に比べて給付金額は低くなりやすい傾向にあります。
一般的には、下記のような幅になります。

戸建て30~60万円
アパート・マンション40~60万円
※共済は上限が60万円のところも多い(自然災害の場合)

共済保険は補償される範囲が狭かったり、上限金額も低く設定されたりしています。民間保険と比べて、給付金額は低いということを覚えておきましょう。

まとめ:一軒家の火災保険の給付金

まとめ:一軒家の火災保険の給付金

この記事では、火災保険の相場や火災保険料の決まり方、火災保険料を抑える方法や入るタイミングを解説してきました。火災保険の相場に明確な定義はありません。

なぜなら、計算方法が非常に複雑だからです。ですので、複数の保険会社から見積もりを取り、一番安いところに加入するのがベストでしょう。

安く抑えたいのであれば、保険期間を長くしたり補償内容を絞ったりすることも大切です。

この記事が少しでも参考になったなら幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

火災保険の対象となるものは? 意外と知らない補償内容・必要性について

【この記事でわかること】
・ご存知ですか?火災保険の補償範囲
・火災保険の対象となるもの
・火災保険を選ぶときのポイントとは?

ご自身が加入している火災保険の補償対象はご存じでしょうか。

火災保険はその名のとおり、火災のときに補償される保険だけでなく、風災や水害、落雷などの自然災害による損害も補償してくれる保険です。

またその対象は建物だけでなく、家具や家電、衣類などの家財も入ります。

契約して以降一度も契約書に目を通していないという方、この機会に火災保険の契約書を確認してみませんか?

今回は保険の対象とその補償内容、補償の必要性について解説します。

ご存知ですか?火災保険の補償範囲

火災保険は火災以外にも様々な災害について補償してくれる保険です。

しかしその内容についてはあまり知られていないものもあります。

こちらでは火災保険で補償できる範囲の主な事例についてご説明します。

<火災保険で補償してくれる範囲の主な事例>

  • 火災

調理中、油に火が燃え移り火災が発生した
隣の家の火災が自宅に燃え移った
消防活動の放水によって自宅が被害を受けた

  • 落雷

自宅の屋根に落雷し瓦が壊れた
落雷によりテレビの基盤がショートした
落雷による窓ガラスの破損で室内が汚れた

  • 破裂・爆発

スプレー缶の破裂で自宅が破損した
カセットコンロボンベの爆発により自宅が破損した
ガス漏れによる爆発で火災が発生した
隣の家のガス爆発により被害を受けた

  • 風災・雹災・雪災

台風や竜巻、突風により自宅の屋根瓦が飛んだ
強風により自宅が破損した
雹(ひょう)の飛来により自宅の窓ガラスが割れた
豪雪により自宅が倒壊した

  • 水濡れ

マンションの上階から水が漏れてきた
給水管の破裂により室内が水浸しになり電化製品が壊れた

  • 水災

大雨による河川の増水が原因で自宅が浸水した
大雨による土砂の崩落で自宅が損壊した

  • 盗難

空き巣に鍵や窓ガラスを壊された
泥棒に現金や宝飾品を盗まれた
敷地内に保管していた自転車を盗まれた

  • 騒擾・集団行為等にともなう暴力行為

自宅前のデモにより建物が損壊した
喧嘩によりブロック塀が壊れた

  • 建物外部からの物体の落下・飛来・衝突

飛んできた野球ボールにより窓ガラスが割れた
建物に車が衝突した

このように、火災保険で補償できる範囲は火災以外にも幅広くさまざまな事例があります。

補償範囲を広げれば保険料は高くなりますし、限定すれば保険料を抑えられるでしょう。

火災保険を選ぶ際には、ご自身の生活環境の中で発生率の高い災害に合わせ、必要な範囲で選択することをおすすめします。

火災保険の対象となるもの

補償範囲についてはご理解いただけましたか?

次は火災保険の対象についてご説明します。

個人で加入する場合、火災保険の対象には「建物」「家財」のふたつがあります。

このふたつを保険の対象と呼びますが、火災保険では建物のみの契約では家財の補償がつかないので注意が必要です。

もし火事の被害に遭い家屋が全焼したとして、建物の火災保険にしか加入していなかった場合どこまでが補償されるでしょうか。
そこでこちらでは「保険の対象」である「建物」「家財」についてくわしくご説明していきます。

建物とは?

建物とはその建物本体だけを表すわけではありません。

入口にある門や建物を取り囲む塀全体、物置や車庫にいたるまで建物として補償の対象に含まれます。

<対象となるもの>

  • 住居として使用されている建物
    ※マンションの場合は住居にのみ使用される専用部分(廊下やバルコニーなどの共有部分は含まない)
  • 門、塀、車庫、カーポート、付属建物
  • 畳や備え付けの建具
  • 建物に直接備え付けてある電気やガス、エアコン等の設備
  • 建物に直接備え付けてあるお風呂の浴槽や台所の流し台、ガス台、調理台
  • 敷地内にある外灯、テレビのアンテナ、ファンクションユニット(ポスト・照明・インターホン・表札の機能をまとめた門柱)

<対象とならないもの>

  • 土地
  • 庭木

家財とは?

家財とは日常生活で使用している備え付け以外の家具や家電、衣服等を指します。

家財を建物の外に持ち出しているときは補償の対象になりません。

主な家財は次のとおりです。

<対象となるもの>

  • 家具、ソファ、テーブル、カーテンレールなど
  • テレビやパソコンなどの家電製品
  • 洋服
  • 食器や日用品
  • 絵画や骨董品、貴金属など
  • 自転車、原付バイク(125cc以下原動機付き自転車)

<対象とならないもの>

  • 有価証券や電子マネー、プリペイドカード
  • 帳簿や証書、設計書など
  • データやソフトウェア、プログラムなど
  • 動物や植物などの生き物

いかがでしょうか。
意外なものが対象に入っていませんでしたか?

持ち家の場合、補償は建物のみで十分だとお考えになる方もいらっしゃいますが、火災や水害などで家財がほとんど使えない状態になってしまうと、その買い替えには多額の支払が発生します。

もしもの時の負担を少しでも減らすために、持ち家の方には建物と家財両方の加入をおすすめします。

火災保険を選ぶときのポイントとは?

火災保険の範囲と対象がわかったところで、火災保険を選ぶ際のポイントを解説していきたいと思います。

これからご説明する7つのポイントをしっかりおさえて、より納得のいく火災保険にしましょう。

ポイント1 補償の対象を決めましょう。

補償の対象は先ほどご説明したとおり「建物」「家財」「建物+家財」のいずれかを選ぶことになります。

持ち家であればたくさんの家財もお持ちだと思いますので「建物+家財」がおすすめです。

もしあなたが家財のいらない暮らしを好む「ミニマリスト」でしたら、補償は「建物」だけでも十分でしょう。

賃貸物件の場合、「建物」については大家さんの加入がほとんどですので「家財」のみで大丈夫です。

このように生活スタイルによっても補償の対象は変わってきます。

また、せっかく「家財」を選んでもあなたが大切にしたい対象が「家財」に入っていない場合もあるのでご注意ください。

ポイント2 お住いの構造級別を確認しましょう。

建物はその構造によって耐火性に違いがあります。

もちろん耐火性が強いほど保険料は安くなりますが、その基準となるのが「構造級別」です。

まずはお住いの「建物の種類」「建物の性能」をご確認ください。

構造級別は以下のとおりです。

M構造(マンション構造)
もっとも耐火性に優れ、保険料は一番安くなる。
レンガ造建物、コンクリートブロック造建物、コンクリート造建物、耐火建築物、石造建物など

T構造(耐火構造)
住居専用で耐火性能に優れた建物。H構造に比べると保険料は安くなる。
レンガ造建物、石造建物、準耐火建築物、鉄骨造建物、省令準耐火建物、コンクリートブロック造建物、耐火建築物(共同住宅建物以外)、コンクリート造建物など

H構造(非耐火構造)
住居専用でT構造にもM構造にも該当しない建物。М構造、T構造に比べると保険料は高くなる。
木造、土蔵造など

ポイント3 補償範囲を決めましょう。

 火災保険で補償してくれる範囲は火災以外にも落雷、破裂・爆発、風災・雹災・雪災、水濡れ、水災、盗難、騒擾・集団行為等にともなう暴力行為、建物外部からの物体の落下・飛来・衝突などさまざまなものがあります。

ポイント1で決めた補償の対象とポイント2で確認した構造級別を踏まえ、また、お住いの地域の特性なども考慮して補償範囲を決めましょう。

ポイント4 建物の保険金額を決めましょう。

保険金額とはポイント3で決定した補償範囲内の災害が発生した場合に支払われる保険金の限度額のことです。

火災保険の対象となる建物は当然ながら時間の経過とともに価値を下げます。

この建物の価値を金銭的に評価したものが「保険価値」です。

保険金額は保険価値をもとに設定されますが、この保険価値には新価時価という2つの考えがあります。

新価は今と同じ建物を新たに購入するために必要な金額、時価は経年劣化による価値の減少を差し引いた現在の金額です。

保険価値を時価で設定すると保険料を安くできる半面、補償が足りなくなる可能性も出てきますので、最近では新価で保険金額を設定することが増えてきています。

ポイント5 家財の保険金額を決めましょう。

家財の保険金額を決定する際には、家の中にある生活必需品をすべて買い替えた場合どのくらいの金額になるかをざっと計算してみましょう。

保険金額を高く設定するともちろん保険料も高くなります。

家財の大切さと保険料のバランスをよく考えて決めましょう。

ポイント6 保険期間を設定しましょう。

火災保険の保険期間は現在最長10年に設定されていますが、2022年には5年に短縮されることが検討されています。
保険期間は長ければ長いほど保険料が安くなるしくみとなっていますので、保険期間が短縮される前に10年の契約をしておくのも一考です。
もちろん生活スタイルによっては1年ごとの短期契約にする方がお得な場合もあります。

ポイント7 地震保険加入を検討しましょう。

地震保険は火災保険に付帯する形で加入します。
地震保険は損害額が大きくなりやすいことから、保険会社ではなく政府が再保険として補償する仕組みになっているからです。
現在の日本では、地震で被災する可能性のある地域にお住いの方はもちろん、地震が少ないとされる地域の方も地震保険に加入される方が増えてきています。

まとめ

今回は火災保険の補償範囲や対象について、さらに火災保険を選ぶ時のポイントについて解説しました。

火災保険はお住いの地域やその特性、家の構造はもちろん、あなたが大切にしているものがどのくらいあるによって保険料が変わってきます。

現在加入されている方は契約書をご覧になってこの記事を参考に見直しをご検討ください。

また、これから加入を考えている方も2022年の保険期間と保険料の見直しを念頭に、しっかりと計画を立ててご加入されることをおすすめします。

少しでも分からないところがある方、火災保険に関するお悩みやトラブルを抱えている方は、ぜひ建物鑑定までお気軽にご相談ください。

弊社も、火災保険の申請サポートを専門としております。

全国で無料調査を行っております。

火災保険は多くの方が保険料の払い損になっています。

軽微な被害も保険適応となるケースは多いです。

火災保険の申請でお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。

最近の災害

2022年9月更新 最近の災害 各地方まとめ

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

●九州地方

 

2023年8月 台風6号

九州地方 長崎県 熊本県 宮崎県 大分県 鹿児島県 福岡県 沖縄県

2022年9月 台風14号

九州地方 長崎県 熊本県 宮崎県 大分県 鹿児島県 福岡県

中国地方 広島県 岡山県 島根県

四国地方 高知県 愛媛県 

関西地方 和歌山県 兵庫県 

中部地方 岐阜県 福井県 

関東地方 神奈川県 

東北地方 秋田県 

※中には不対応市町村がございます。

2022年1月 地震

2020年7月豪雨 熊本県

2018年9月 台風24号

 

●中国・四国地方

2022年9月 台風14号

九州地方 長崎県 熊本県 宮崎県 大分県 鹿児島県 福岡県

中国地方 広島県 岡山県 島根県

四国地方 高知県 愛媛県 

関西地方 和歌山県 兵庫県 

中部地方 岐阜県 福井県 

関東地方 神奈川県 

東北地方 秋田県 

※中には不対応市町村がございます。

●関西・近畿地方

2023年8月 台風7号

関西地方 大阪府 和歌山県 兵庫県 京都府 奈良県 滋賀県 

中国地方 鳥取県 岡山県 

中部地方 愛知県

四国地方 徳島県

2021年8月 台風9号

2018年6月 大阪府北部地震

 

●関東地方

2023年 5月26日 千葉県東方沖地震

■震度5弱 □茨城県 神栖市 □千葉県 銚子市 旭市■震度4 □茨城県 ひたちなか市 茨城鹿嶋市 潮来市 稲敷市 行方市 鉾田市 小美玉市 茨城町 河内町 □千葉県 成田市 東金市 印西市 匝瑳市 香取市 山武市 多古町 東庄町 九十九里町 芝山町 横芝光町

2023年 5月11日 千葉南部の地震

■震度5強 □千葉県 木更津市 ■震度5弱 □千葉県 君津市 ■震度5 □石川県 輪島市 ■震度4 □千葉県 千葉美浜区 勝浦市 市原市 鴨川市 富津市 袖ケ浦市 南房総市 いすみ市 睦沢町 長南町 大多喜町□東京都 東京千代田区 東京品川区□神奈川県 横浜神奈川区 横浜中区 横浜戸塚区 横浜瀬谷区 横浜栄区 川崎中原区

2022年6月 雹

2021年10月 地震

2021年10月 台風19号

2018年1月 大雪

関東地方 東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県 群馬県 栃木県 茨城県 

中部地方 山梨県

 

●北陸地方

2024年 1月1日 令和6年能登半島地震

震度7
石川県 志賀町
震度6強震度6強
石川県 七尾市輪島市珠洲市穴水町
震度6弱新潟県 長岡市
石川県 中能登町能登町
震度5強
新潟県 三条市柏崎市見附市南魚沼市刈羽村糸魚川市妙高市上越市新潟中央区新潟南区新潟西区新潟西蒲区燕市阿賀町佐渡市
富山県 富山市舟橋村高岡市氷見市小矢部市南砺市射水市
石川県 羽咋市宝達志水町金沢市小松市加賀市かほく市能美市
福井県 あわら市
震度5弱
新潟県 小千谷市加茂市十日町市出雲崎町新潟北区新潟東区新潟江南区新潟秋葉区五泉市阿賀野市
富山県 滑川市黒部市上市町立山町富山朝日町砺波市
石川県 白山市津幡町内灘町
福井県 福井市福井坂井市
長野県 長野市信濃町栄村
岐阜県 高山市飛騨市
震度4
山形県 鶴岡市酒田市三川町村山市中山町河北町西川町米沢市南陽市山形川西町山形小国町白鷹町飯豊町
福島県 郡山市国見町喜多方市只見町南会津町西会津町猪苗代町会津坂下町湯川村柳津町福島金山町会津美里町
茨城県 常陸太田市
栃木県 那須塩原市
群馬県 沼田市
埼玉県 加須市久喜市
新潟県 魚沼市田上町湯沢町津南町新発田市村上市胎内市聖籠町弥彦村関川村
富山県 魚津市入善町
石川県 野々市市川北町
福井県 大野市勝山市鯖江市越前市永平寺町越前町敦賀市小浜市高浜町福井おおい町福井若狭町
長野県 中野市大町市飯山市千曲市白馬村小谷村小布施町木島平村野沢温泉村小川村飯綱町松本市上田市諏訪市小諸市茅野市佐久市軽井沢町御代田町立科町麻績村木曽町
岐阜県 下呂市白川村中津川市大垣市瑞穂市郡上市海津市輪之内町
静岡県 袋井市
愛知県 名古屋千種区名古屋瑞穂区名古屋熱田区名古屋港区名古屋南区半田市春日井市愛知津島市刈谷市豊田市西尾市知立市高浜市日進市愛西市清須市弥富市愛知みよし市あま市東郷町大治町蟹江町飛島村愛知美浜町
三重県 桑名市木曽岬町
滋賀県 彦根市長浜市高島市米原市近江八幡市野洲市湖南市東近江市滋賀日野町竜王町
京都府 長岡京市
大阪府 大阪此花区大阪西淀川区大阪淀川区豊中市大東市箕面市門真市
兵庫県 豊岡市
奈良県 大和郡山市奈良川西町
鳥取県 鳥取市

2023年 5月5日 令和5年奥能登地震

■震度6強 □石川県 珠洲市 ■震度5強 □石川県 能登町 ■震度5弱 □石川県 輪島市 ■震度4 □石川県 七尾市 羽咋市 志賀町 中能登町 穴水町 金沢市 小松市 かほく市 能美市 □新潟県 妙高市 上越市 長岡市 三条市 十日町市 刈羽村 佐渡市 □富山県 舟橋村 高岡市 氷見市 小矢部市 射水市 □福井県 あわら市 福井坂井市

2021年 2022年 雪

 

2021年12月 突風

●東北地方

2022年3月 福島沖地震

震度6強 宮城県蔵王町 
福島県相馬市  国見町  新地町 
震度6弱 宮城県石巻市  岩沼市  登米市  宮城川崎町  亘理町  山元町 
福島県福島市  郡山市  須賀川市  南相馬市  福島伊達市  本宮市  桑折町  川俣町  天栄村  福島広野町  楢葉町  川内村  大熊町  双葉町  浪江町 
震度5強 宮城県仙台青葉区  仙台宮城野区  仙台若林区  塩竈市  白石市  名取市  角田市  栗原市  東松島市  大崎市  大河原町  村田町  柴田町  丸森町  松島町  七ヶ浜町  利府町  大郷町  大衡村  涌谷町  宮城美里町 
福島県いわき市  白河市  二本松市  田村市  大玉村  鏡石町  猪苗代町  泉崎村  中島村  矢吹町  玉川村  浅川町  小野町  富岡町  葛尾村  飯舘村 
栃木県高根沢町  那須町 
震度5弱 岩手県一関市  矢巾町 
宮城県仙台太白区  仙台泉区  多賀城市  富谷市  大和町  色麻町  宮城加美町 
山形県米沢市  上山市  中山町  白鷹町 
福島県湯川村  会津美里町  西郷村  棚倉町  矢祭町  石川町  平田村  古殿町  三春町 
茨城県日立市  土浦市  常陸太田市  笠間市  常陸大宮市  那珂市  筑西市  鉾田市  城里町  東海村 
栃木県大田原市  那須烏山市  栃木那珂川町 
埼玉県加須市 
震度4 青森県八戸市  十和田市  七戸町  六戸町  東北町  おいらせ町  五戸町  青森南部町  階上町 
岩手県盛岡市  宮古市  大船渡市  花巻市  北上市  久慈市  遠野市  陸前高田市  釜石市  八幡平市  奥州市  滝沢市  岩手町  紫波町  金ケ崎町  平泉町  住田町  山田町  普代村  野田村 
宮城県気仙沼市  七ヶ宿町  女川町  南三陸町 
秋田県秋田市  横手市  湯沢市  由利本荘市  大仙市  にかほ市  仙北市  井川町  秋田美郷町  羽後町 
山形県山形市  鶴岡市  酒田市  新庄市  寒河江市  村山市  長井市  天童市  東根市  尾花沢市  南陽市  山辺町  河北町  西川町  山形朝日町  大江町  大石田町  最上町  舟形町  真室川町  大蔵村  鮭川村  戸沢村  高畠町  山形川西町  山形小国町  飯豊町  三川町  庄内町  遊佐町 
福島県会津若松市  喜多方市  下郷町  南会津町  西会津町  磐梯町  会津坂下町  柳津町  塙町  鮫川村 
茨城県水戸市  茨城古河市  石岡市  結城市  龍ケ崎市  下妻市  常総市  高萩市  北茨城市  取手市  牛久市  つくば市  ひたちなか市  茨城鹿嶋市  潮来市  守谷市  坂東市  稲敷市  かすみがうら市  桜川市  神栖市  行方市  つくばみらい市  小美玉市  茨城町  大子町  美浦村  阿見町  河内町  八千代町  五霞町  境町  利根町 
栃木県宇都宮市  足利市  栃木市  佐野市  鹿沼市  日光市  小山市  真岡市  矢板市  那須塩原市  栃木さくら市  下野市  益子町  茂木町  市貝町  芳賀町  壬生町  野木町  塩谷町 
群馬県前橋市  高崎市  桐生市  伊勢崎市  太田市  沼田市  館林市  渋川市  安中市  板倉町  群馬明和町  千代田町  大泉町  邑楽町 
埼玉県さいたま西区  さいたま北区  さいたま大宮区  さいたま見沼区  さいたま中央区  さいたま南区  さいたま緑区  さいたま岩槻区  熊谷市  川口市  行田市  本庄市  東松山市  春日部市  羽生市  鴻巣市  深谷市  上尾市  草加市  戸田市  桶川市  久喜市  北本市  八潮市  富士見市  三郷市  坂戸市  幸手市  鶴ヶ島市  吉川市  白岡市  毛呂山町  滑川町  川島町  吉見町  宮代町  杉戸町  松伏町 
千葉県千葉中央区  千葉花見川区  千葉稲毛区  千葉若葉区  千葉美浜区  船橋市  松戸市  野田市  成田市  千葉佐倉市  東金市  旭市  習志野市  柏市  流山市  八千代市  鎌ケ谷市  浦安市  四街道市  八街市  印西市  白井市  富里市  香取市  山武市  栄町  神崎町  多古町  鋸南町 
東京都東京千代田区  東京中央区  東京墨田区  東京江東区  東京世田谷区  東京渋谷区  東京中野区  東京杉並区  東京北区  東京荒川区  東京板橋区  東京足立区  東京葛飾区  東京江戸川区  調布市  町田市  多摩市 
神奈川県横浜鶴見区  横浜神奈川区  横浜西区  横浜中区  横浜保土ケ谷区  横浜港北区  横浜戸塚区  横浜緑区  横浜瀬谷区  川崎川崎区  川崎宮前区  相模原緑区  平塚市  藤沢市  小田原市  厚木市  綾瀬市  寒川町  二宮町  中井町  神奈川大井町  湯河原町 
新潟県新潟東区  新潟中央区  新潟江南区  新潟秋葉区  新潟南区  新潟西区  長岡市  三条市  加茂市  見附市  村上市  五泉市  上越市  阿賀野市  南魚沼市  阿賀町  刈羽村 
山梨県甲府市  南アルプス市  笛吹市  甲州市  富士川町  忍野村 
静岡県富士市  御殿場市 

2021年 2022年 暴風雪

 

●北海道

2023年2月 北海道地震

2018年9月 北海道胆振東部地震

【震度7】

厚真町鹿沼

【震度6強】

厚真町京町* 安平町早来北進 安平町追分柏が丘 むかわ町松風# むかわ町穂別#

【震度6弱】

札幌東区元町* 新千歳空港 日高地方日高町門別# 平取町振内#

【震度5強】

札幌北区太平 札幌北区篠路 札幌北区新琴似* 札幌白石区北郷* 札幌手稲区前田* 札幌清田区平岡* 苫小牧市旭町# 江別市緑町# 三笠市幸町* 千歳市北栄 千歳市若草# 千歳市支笏湖温泉# 恵庭市京町* 長沼町中央* 平取町本町# 新冠町北星町* 新ひだか町静内山手町 新ひだか町静内御幸町#

【震度5弱】

札幌豊平区月寒東* 札幌西区琴似* 札幌厚別区もみじ台* 函館市新浜町# 室蘭市寿町# 岩見沢市栗沢町東本町* 苫小牧市末広町 江別市高砂町 登別市桜木町# 恵庭市漁平 胆振伊達市大滝区本町# 北広島市共栄# 石狩市花川 石狩市聚富 石狩市花畔# 新篠津村第47線* 南幌町栄町* 由仁町新光# 栗山町松風* 白老町大町 白老町緑丘#

【震度4】

札幌中央区北2条 札幌中央区南4条* 札幌南区川沿* 札幌南区石山* 函館市美原 函館市尾札部町 函館市大森町# 函館市泊町# 函館市川汲町# 函館市日ノ浜町* 小樽市勝納町 小樽市花園町# 旭川市宮前1条 旭川市7条# 釧路市音別町中園* 帯広市東4条 帯広市東6条# 夕張市若菜 岩見沢市5条 岩見沢市鳩が丘# 岩見沢市北村赤川* 留萌市幸町# 美唄市西5条 美唄市西3条# 芦別市旭町 芦別市北2条# 滝川市大町 滝川市新町# 砂川市西6条* 深川市1条# 富良野市若松町 富良野市末広町# 登別市鉱山 胆振伊達市梅本 胆振伊達市末永町# 石狩市厚田# 石狩市浜益# 当別町白樺# 七飯町桜町 七飯町本町# 鹿部町宮浜# 渡島森町御幸町 渡島森町上台町# 渡島森町砂原* 長万部町平里# 上ノ国町大留* 乙部町緑町* せたな町北檜山区徳島* ニセコ町中央通# 真狩村真狩* 留寿都村留寿都* 喜茂別町喜茂別# 倶知安町南1条 倶知安町北4条# 余市町朝日町 余市町浜中町# 赤井川村赤井川# 奈井江町奈井江* 月形町円山公園# 浦臼町ウラウスナイ* 新十津川町中央* 妹背牛町妹背牛* 秩父別町役場* 北竜町和* 沼田町沼田# 鷹栖町南1条* 当麻町3条* 中富良野町本町* 南富良野町役場# 占冠村中央# 剣淵町仲町* 増毛町見晴町# 壮瞥町滝之町# 洞爺湖町洞爺町* 日高地方日高町日高# 平取町仁世宇 浦河町野深 浦河町潮見 浦河町築地# 様似町栄町# 新ひだか町静内御園 新ひだか町三石旭町# 新ひだか町静内農屋# 音更町元町* 鹿追町東町* 新得町2条# 十勝清水町南4条 芽室町東2条* 十勝大樹町東本通# 幕別町忠類錦町* 幕別町本町* 十勝池田町西1条# 浦幌町桜町# むつ市金曲 むつ市金谷# むつ市大畑町中島# 大間町大間* 東通村砂子又蒲谷地 東通村砂子又沢内* 階上町道仏*

火災保険を使うと高くなる?お得に利用する方法もご紹介!

火災及び自然災害による建造物及び家財への被害は、年々右肩上がりに増加しています。火災保険に加入していると、火災及び自然災害によって、建造物及び家財に被害があった際、補償を受けることができるため安心です。

しかし、実際に被害を受けた際に、火災保険を申請する方法等を日頃から理解している方は多くありません。

本記事では、火災保険を申請する方法をはじめ、お得に火災保険料を支払う方法についてご紹介致します。

関連記事:損をしない火災保険を申請する方法とコツを解説

火災保険は使用すると更新料は上がる?

火災保険は、火災をはじめ、落雷や爆発、風災、雪災、水災等の自然災害や盗難被害等に見舞われてしまった場合、保険金を受け取ることが出来ます。等級制度の自動車保険とは違い、契約中に何回使用したとしても更新料が上がることはありません。

しかし、近年では、地球温暖化による環境変化のため、年々自然災害発生率が高くなっており、火災保険の保険金がおりる事例が多くなっていることから、保険会社各社は保険料の値上げに踏み切っています。

更新料が上がることはなくても、火災保険料のベース金額は右肩上がりのため、保険料を安く済ませるためには単年契約ではなく、長期契約をすることを推奨します。

長期契約であれば、保険料の値上げが実施されても契約期間中に保険料が上がることがないためです。ただし最長で10年の契約期間となりますので、覚えておきましょう。

火災保険に利用回数の制限はない!

火災保険には、利用回数の制限がありません。契約期間内であれば、建造物の被害が認められた場合に何度でも申請することができる上、申請の都度保険金がおりることとなります。

しかし、契約している建造物及び家財が火災及び自然災害により全損してしまって、建造物全体の保険金の請求を行ったという場合には、火災保険の対象となるものがなくなってしまうため、上限金額の保険金がおりた後は契約が終了となります。

さらに、この場合にはセットで加入している地震保険に関しても契約終了となってしまいますので注意が必要です。

関連記事:火災保険を一度使うとどうなるの?金額や複数回使える事例をご紹介!

火災保険の申請には期限がある!

火災保険の保険金請求の申請には、期限があることも覚えておきましょう。保険金請求が可能な期限は被害を受けた時から3年以内と保険法第95条に定められています。

建造物に被害を受けた後、3年を経過してから保険金請求をしたとしても、保険金がおりることはありません。万が一火災及び自然災害等で被害を受けてしまった時には迅速に申請を行うことが大切です。

1回で火災保険が契約終了になる事例

前項で、火災保険は契約期間中であれば何回でも使用することができると述べましたが、1回の保険金請求で火災保険が契約終了になることがあります。事例としては、次の2点が挙げられます。

  • 1回で保険金限度額に達した
  • 建物全体が対象となる場合

本項目では、上記2点について解説致します。

1回で保険金限度額に達した

火災保険に加入している建造物が火災及び自然災害等で、大きな被害を受けてしまった際の保険金請求により、1回で保険金限度額に達した場合には、その時点で契約が終了となります。

例えば、火災保険に加入している建造物が火災によって延焼面積の8割以上が焼失してしまった場合や、台風によって全壊してしまった場合等が当てはまります。

さらに契約している保険会社によっては、1回の保険金請求で保険金限度額の80%以上に達してしまった場合でも契約終了となる場合があるので、日頃からきちんと契約内容を把握しておきましょう。

建物全体が対象となる場合

前項でも述べた通り、火災及び台風等の自然災害で火災保険に加入している建造物が全燃及び全損してしまった場合、契約している保険金の上限金額が全ておりることとなります。

全焼及び全損により建造物全体が補償の対象となり、全ての保険金がおりた場合には、その時点で火災保険に加入している建造物自体がなくなっているとみなされるため、契約終了となります。

さらに、セットで加入している地震保険に関しても、上記の場合には同時に契約終了となりますので、覚えておきましょう。

2回目以降で火災保険の請求が通らない事例

冒頭で述べた通り、火災保険は契約期間中であれば、何度でも使用することが可能です。しかし、2回目以降で火災保険の請求が通らない事例として、次の2点が挙げられます。

  • 前回の請求した箇所を修理せず改めて請求した
  • 地震が起きて72時間以内の請求

本項目では、上記2点について解説致します。

前回の請求した箇所を修理せず改めて請求した

火災保険の保険金は、本来であれば建造物及び家財で被害のあった箇所を修理するために使用しますが、実際に修理のために保険金を使用しなかったとしても罰せられることはありません。

しかし、1回目の被害の際に、おりた保険金を修理代金に充てずに、修理をしていなかった箇所が、2回目の被害でさらに1回目よりも大きな被害を受けてしまったという場合には、保険金請求をしたとしてもおりることはありませんので、注意しましょう。

また、加入している保険会社によっては、修理代金の領収書がなければ保険金がおりないというケースもあるため、契約内容を確認しておく必要があります。

関連記事:火災保険の保険金で修理しないとどうなるのか?デメリットと注意点

地震が起きて72時間以内の請求

地震が起きて建造物に被害があり、保険金請求をした後、72時間以内に地震が再び発生し、建造物に被害が出たからといって2回目の保険金請求を行ったとしても、保険金がおりることはありません。

地震保険法の第三条において、72時間以内に2回以上発生した地震は一括して1回の地震等とみなすと規定されています。

そのため、個別に保険金を請求するのではなく、1回で全ての被害分を請求するようにしましょう。

関連記事:火災保険がおりない理由は?火災保険の保険金請求のコツを解説

火災保険の申請の方法とポイントを覚えておこう!

万が一、火災及び自然災害等の被害に遭ってしまった際、火災保険の申請方法を理解しておくことで、スムーズに補償を受けることが可能ですので、申請方法及びポイントをきちんと押さえておきましょう。

火災保険の申請の方法は、次の流れの通りです。

  1. 契約している保険会社へ連絡
  2. 保険会社から必要書類が届く
  3. 保険会社に必要書類を提出
  4. 保険会社の調査
  5. 保険金の入金

本項目では、申請の方法のポイントについて解説致します。

関連記事:火災保険の見舞金|保険金の請求方法、相場や注意点を徹底解説

1.契約している保険会社へ連絡
火災及び自然災害等で、火災保険に加入している建造物が被害を受けた場合、契約している保険会社へ連絡を入れましょう。その際、契約者の氏名、連絡先、保険証券番号、被害発生日時や場所、被害内容等を伝えます。

ここで被害内容をきちんと伝えることが大切です。メモを取る等して、保険会社に伝えなければならないことは全て伝えられるようにしておきましょう。

また、保険会社によっては、専用のWEBサイトを設けている場合があります。その場合には専用フォームに沿って、入力漏れの内容に落ち着いて入力することが大切です。

火災保険は、過去3年間以内の被害であれば申請することが可能です。大規模な自然災害等により、多数の建造物が被害に遭ってしまった場合には、保険申請が混み合ってしまいます。3年以内であれば、災害が落ち着いてからの申請であったとしても問題ないことを覚えておきましょう。

ただし、被害直後の写真や動画等を必ず撮影し、証拠を残しておくことが必要です。また、原因究明等が困難になるケースもあるため、なるべく早く申請を行うことを推奨します。

関連記事:火災保険の申請期限はいつまでなのか。注意するべきことや請求の流れも解説

2.保険会社から必要書類が届く
保険会社に連絡すると、保険会社から必要書類が届きます。一般的な火災保険の場合、「保険金請求書」「事故内容報告書」「修理の見積書」「自然災害であることを証明する写真や動画」等の書類が必要です。

特に写真や動画等については、被害があった後すぐに撮影しておくことが大切です。証拠の写真や動画がなければ保険金がおりない場合があります。

契約している保険会社によっては、必要書類が「修理の見積書」ではなく、「修理の領収書」である場合がありますので、きちんと確認をしましょう。

関連記事:火災保険の請求方法を徹底解説!必要書類とは!?

3.保険会社に必要書類を提出
保険会社に必要書類を提出します。

必要書類に不備があると、後述する保険会社の調査が入る確率が高くなります。必要書類提出の前には、記載事項に不備がないか、必要な書類は全て揃っているか等きちんと確認した上で提出しましょう。

4.保険会社の調査
必須事項ではありませんが、保険会社が必要であると判断した場合には、保険会社から鑑定人が調査に派遣されてくる場合があります。快く受け入れ、質問されたことには素直に確実に答えましょう。

※保険会社から鑑定人が派遣されてくる可能性が高いと言われているケースとしては、「申請金額が100万円以上等高額である」「提出した書類の不備が散見されたり、信憑性がかけていたりする」等が挙げられます。

特に提出した書類の不備が散見される場合というケースは、必要書類提出前にきちんと確認を行えば防げるケースですので、確認を怠らないようにしましょう。

5.保険金の入金
上記工程の後、保険会社によって審査が行われ、審査に無事通ることができた場合にはじめて保険金が入金されます。

※地震や噴火、またそれによる津波によって起こった被害は火災保険ではなく、地震保険の適用となります。

※契約者及び被保険者が故意に火を付けた場合や故意でなくても重大な過失が認められた場合には保険金は支払われません。

火災保険は年々高くなっている

火災保険は、契約期間中であれば、何度でも使用することができ、使用回数によって更新料が上がるということはありませんが、年々右肩上がりで保険料が値上がりしているのが現状です。

2021年6月21日には、損害保険各社で作られている損害保険料率算出機構によって、個人向け火災保険料の目安となる参考純率を全国平均で10.9%上昇させるとの発表がされています。過去4年間で3度目の値上げかつ値上げ幅は過去最大です。

本項目では、火災保険が値上がりしている理由と、火災保険をお得に使用する方法について解説致します。

理由は?

火災保険料が年々高くなっている理由としては、地球温暖化により、大規模な自然災害(台風や豪雨)が年々増加していることが挙げられます。大規模な自然災害によって、火災保険加入者達が保険金の請求を行うために、保険会社の資金繰りが苦しくなっているというのが現状です。

1959年以降、火災保険の保険金支払い額の上位10位に入る災害(地震以外)が、過去10年間に7つも発生していることからも、保険会社の資金力悪化は明白です。

火災保険が成り立たなくなると、火災及び自然災害で被害を受けた際に、補償を受けることができず生活が困難になるケースが多発することが予想されます。それを防ぐために、火災保険の値上げが実施されており、2022年にもまたさらに値上げが実施されると言われています。

お得に使用する方法

年々右肩上がりに値上げされている火災保険料ですが、保険料をお得に支払う方法があります。それは、記事冒頭でご紹介したように、短期契約を結ぶのではなく、長期契約を結ぶことです。

短期契約では、契約が終わり新たに火災保険に入る際、値上がりした保険料を支払う必要があります。一方で、長期契約の場合には、契約途中で火災保険が値上がりしても、契約当初の保険料が適用されるため、契約期間中は値上がりした保険料を支払う必要がありません。

火災保険は、一般的に1年や2年の短期契約を結ぶケースが多いですが、長期契約を結ぶことも可能ですので、最長期間の10年契約を結ぶことを推奨します。

関連記事:火災保険は5年契約と10年契約のどちらがいいのか。今後の変化と対応策を解説 5年契約と10年契約のどちらがいい?

まとめ

本記事では、火災保険を申請する方法をはじめ、お得に火災保険料を支払う方法についてご紹介致しました。地球温暖化によって、地球環境が劇的に変化している現代において、火災保険に加入しておくことは必須です。

いつ、どこで、誰がどんな火災及び自然災害に見舞われるかということはわかりませんが、いつ自分がそうした災害に見舞われてしまったとしても、火災保険の内容及び申請方法等を理解しておくことで、きちんと補償を受けることが可能です。

日頃から契約をしている火災保険の内容を理解し、万が一の時に備えておきましょう。また、保険料をお得に支払うためには、長期契約を結ぶことだけでなく、補償内容に見合った保険会社を選定することも大切です。

火災保険の契約が切れる時には、同じ保険に入り直すのではなく、きちんと他社の保険内容等と比較し、適切な火災保険に加入するようにしましょう。

火災保険の申請代行は違法なのか?トラブルに遭わない申請方法を徹底解説

【この記事でわかること】

  • 火災保険申請代行の違法性
  • 火災保険申請の資格について
  • 火災保険の申請は専門業者を使うべき

火災保険の申請代行に関するトラブルが近年増加しております。

損害保険協会の調べでは、2020年には5,359件のトラブル相談がありました。

トラブルの原因としては、悪質業者が増加していることが言えるでしょう。

火災保険の申請代行の業務には、免許が必要ありません。そのため、新規参入が容易であり、自然災害の増加に伴って、業者の増加が続いております。

業者が増えることで、悪質な業者の存在も出てきている状況です。

今回のテーマは、悪質業者に騙されないための内容をお伝えしていきます。

火災保険申請代行は違法なのか

火災保険申請サポートは違法ではありませんが、火災保険申請代行は違法になります。

理由は、火災保険の代理請求ができるのは弁護士、または行政書士のみになるからです。

火災保険申請代行は火災保険の契約者に代わり、全ての手続きを代行することができるので、資格のあるものにしか認められていません。

依頼をする際には、合法である火災保険申請サポート会社にお願いをした方が良いでしょう。

火災保険申請代行の手数料は成果報酬が一般的?相場は?

火災保険申請代行の手数料を説明いたします。

基本的には、成果報酬を取り入れています。

相場は、受取った保険金×33~44%です。

火災保険の請求にあたって行なう作業を全てサポートしてくれますので、決して高い金額ではないでしょう。

火災保険申請代行業者にお願いをすることで、気が付かなかった火災保険の被害を見つけることができるケースが多くあるため、頼むメリットがあります。

火災保険申請の「申請サポート」と「申請代行」の違い

申請サポートおよび申請代行の違いについて、下記解説いたします。

分かりやすく図にしてみましたので、ご参照ください。

申請サポート申請サポートは申請にあたり必要な書類や申請方法をサポートしてくれます。
申請代行申請代行は、本人に代わり全ての保険金の請求手続きを行なう事

火災保険申請代行が違法行為・契約違反にならないケース

  • 弁護士や行政書士の資格を持っている人が行なう場合

こちらは違法性はありません。

理由は、弁護士や行政書士は法的に契約者の代理を行う事が認められています。

もし、代行業者に依頼をされる際には、有資格者であることを確認してから頼みましょう。

  • 無料で行なう申請代行業務

ボランティアで無料で行なっている業者も違法性はないと言えます。

理由は、※非弁行為には当たらないからです。

そもそも無料では、事業の継続が出来ないため、どこかで利益を取っている可能性が高いでしょう。

結果的に、依頼をした人が損をするケースもあるので、どこで利益を得ているのかは直接確認しましょう。

※非弁行為とは、弁護士以外の人が、報酬を受け取って弁護士業務を反復継続の意思を持って行なう事です。

火災保険申請代行が違法行為・契約違反になるケース

  • 弁護士資格や行政書士以外の人が火災保険申請代行をした場合

弁護士資格や行政書士の資格のない人が申請代行業務を行う場合は非弁行為にあたるため、違法になります。

違法性なことを行っている業者は、コンプライアンス意識の低いことから、悪質業者である可能性は高いでしょう。

そのような業者には依頼をしないことをオススメします。

  • 火災保険申請代行業は無料になるが、リフォームが必須の契約の場合

こちらは、独占禁止法にあたり、違法になります。

実際には、違法にならないために申請代行業の手数料を10~15%に引き下げ、リフォーム契約を必須としているところもあります。

この場合、保険金がおりなかった場合にも、リフォーム工事がしなければならないことになるので注意しましょう。

  • 虚偽の申告をする

不正請求を行った場合には、詐欺罪に問われる可能性があります。

罪も重く、人生を棒に振る可能性がありますので、注意しましょう。

火災保険申請の資格は不要?どんな資格がある?

損害保険登録鑑定人資格とは

建物や動産の保険価額の算出、損害額の鑑定、事故の原因・状況調査などを行う専門家で、一般社団法人日本損害保険協会の実施した試験に合格した人です。

全国で試験が行なわれていますので、地方出身者も受験しやすいでしょう。

損害保険登録鑑定人3級とは

受験資格:特にありません。

合格率:20~30%

試験科目は、「保険・一般常識」「電気・機械」「建築」の3科目あります。

3科目とも100点満点として、3科目とも60点以上が合格としています。

勉強をすれば、誰でも合格ができる試験でしょう。

鑑定人の資格がほしい人は、3級から目指してみましょう!

損害保険登録鑑定人2級とは

受験資格:3級に合格し、3級鑑定人に登録されている人

合格率:10~20%

「保険・一般常識」、「電気」「機械」「建築」「簿記会計」の科目があり、各科目単位合格としています。

合格点は100点満点中、70点です。

3級よりも合格基準点が上がっていますが、各科目単位合格としているので少しずつ合格を目指すこともできるため、コツコツやれば合格できるでしょう。

損害保険登録鑑定人1級とは

受験資格:2級に合格し、2級鑑定人に登録されている

合格率:5~10%

「電気」「機械」「簿記会計」「保険・一般常識」「建築」「研究レポート」の科目があり、各科目単位に70点以上を合格とします。

こちらも科目合格制なので、コツコツやっていくことが大事です。

難易度は高めですが、地道にやれば合格できるでしょう。

損害保険登録鑑定人の役割

鑑定人は損害保険会社から委託を受けて、保険対象物の評価、損害額の算出、事故の状況、原因の調査やそれらに関する業務を行います。

保険会社の要請で鑑定を行いますが、ポイントは第三者機関として動いています。

中立、公平の立場で行っています。

火災保険申請代行でよくあるトラブル

ここからは、火災保険申請代行でよくあるトラブルをご紹介していきます。

良くあるトラブルを確認し、トラブルを未然に防ぎましょう。

  • 保険会社へ虚偽の事故報告を依頼する

申請代行業者は保険金を不正に取得するために、虚偽の報告を保険会社にします。

事故の原因を偽って報告したり、無かった事故を故意に作ったりなど、悪質な業者は何でもありの状況です。

大事なことは、不正な保険金請求手続きにお客さまが加担してしまうと、同罪に問われてしまう可能性があります。

詐欺罪に問われるリスクがあるため、まずは、業者が信頼できる会社なのかとその担当者が信頼できるのかを確認していきましょう。

  • 不要な工事を押し付ける

火災保険申請代行の業務を無料や格安な手数料(10~20%)で承っている会社は、工事とのセット契約を提案してきます。

仮に、保険の認定がおりなかったケースでも工事を行なわなければその業者の利益は取れないため、必要のない工事を行うケースがあります。

そもそも、工事とのセット契約はするべきでは無いでしょう。

保険の認定とは分けて考えるべきです。

  • 特定商取引法に基づく記載がない

日本では、商取引においては、必ず特定商取引法に基づく記載が求められています。

その記載が無い業者は、まず、悪質業者と考えて間違いないでしょう。

なので、契約時に記載が無い場合には指摘して、断りましょう。

火災保険申請代行で違法行為や詐欺にあった場合の対処法

違法行為や詐欺にあった場合には、まずは1人で抱え込むことはやめておきましょう。

下記、いずれかの相談窓口に相談をしましょう。

まずは、相談をすることで解決の糸口が見つかるかもしれません。

人では、なかなか解決するのは困難です。必ず人に相談することを意識しましょう。

(相談窓口)

  • 契約している保険会社
  • 一般社団法人日本損害保険協会
  • 消費者ホットライン
  • 警察

そして、詐欺や違法行為にあった後に動いても、なかなか大変なことが多いです。

お金を失えば返ってこない事も多いですし、一番は、被害に遭わないことを大前提に考えましょう。

被害に遭う前に、未然に防ぐことができれば、このようなトラブル被害を受けることも無くなるでしょう。

火災保険申請サポートや代行でトラブルに遭わないための対策

トラブルに遭わない為の対策をまとめました。

まずは、飛び込み訪問の火災保険申請サポート会社を利用しないということです。

飛び込み業者は悪質が多いと言われていますので、まず断りましょう。

次に、信頼できる火災保険申請サポート会社を利用することです。

信頼できる基準としては、手数料が適正であること、HPがあることなどになります。

手数料が無料で工事とセット契約の会社は避けておいた方が良いでしょう。高額な工事代金を請求される危険があります。

自社のHPが無いと、何かトラブルがあった際に、相手に請求ができません。

必ずHPがあって、会社としての実態のあるところに相談をしましょう。

火災保険申請サポート会社が決まった後には、「契約書」をしっかりと確認することも重要です。

契約書は全て読み込み、不明点があれば確認するぐらいの覚悟があっても良いかもしれません。

火災保険申請サポート会社は悪質な会社も増えていますので、特に慎重に選びましょう。

火災保険の申請は専門業者を使うべき

火災保険申請サポート3つのメリット

①気が付いていない被害を見つけてもらえる

やはり火災保険申請サポート会社に依頼をしない場合、自分で見つけることが出来た事故のみ請求を行なうことになります。

そのため、例えば屋根の被害など、普段自分が見えない場所については、請求が漏れてしまうリスクがあるでしょう。

結果的に、受け取った保険金額が少なくなってしまったという事例は非常に多くあります。

第三者のプロの目でチェックをしてもらうことで、細かいところも火災保険の請求が出来る部分を見つけてくれるため、実際に多くの保険金を受け取ることができるのです。

自分が依頼した業者では、依頼をした部分のみしか見てはくれないため、保険金の請求漏れが発生してしまう事例は多くありますので、注意が必要です。

②保険金の請求に必要な資料を準備してもらえる

保険の請求に必要な資料はたくさんあります。これをはじめて準備するということになると、多くの手間と時間がかかります。そうした時間は何も生み出すことは出来ない時間であり、お客様自身のプライベートな時間や仕事の時間を削られてしまう可能性があります。

そして、火災保険の請求はそう何度もあることではなく初めて経験される方が多いため、初めての手続きは尚更時間がかかります。

プロに頼めば、全て漏れなく行ってもらえますので、安心できるでしょう。

③認定をもらえなかった時や減額をされた時に相談できる

火災保険は、必ず認定がおりる訳ではありません。保険の約款に基づいて、審査が行われますが、認定がおりないケースもございます。

そうした場合には、自ら保険会社に電話をして交渉を行う必要があります。

知識も無い人が電話で交渉を行っても、プロに言い負かされて終わりです。専門家に相談をしながらすすめていくことで、解決の糸口が見つかります。

保険会社は、どちらかと言えば保険金を支払いたくないと思っているでしょう。

そうした中で保険金を受け取るためには、ある程度交渉が必要なのは間違いないのです。

交渉をするために必要な資料やどのように伝えたらいいかなども、全て火災保険申請サポート会社が準備しますので、安心してお任せください。

火災保険申請サポート2つのデメリット

①手数料がかかる

通常、火災保険の請求を自分で行なえば手数料はかかりません。しかし、自分で行なう事で請求漏れが発生したり、多くの手間がかかることは事実です。

特に請求漏れが発生してしまうと、貰えたはずの保険金を受け取り損ねてしまう事になるため、手数料を払ったとしても依頼をした方がお客様の受取保険金額は多くなることはあるでしょう。

そして、自らの大事な時間を火災保険の請求というものに使わずに済むので、皆さんにとって大事な時間を有意義に使うことができるでしょう。

費用は掛かりますが、費用を払ってでも頼む人が増えているのはそういう理由でしょう。

②悪質業者を選んでしまうリスクがある

火災保険申請サポート会社には悪質業者が増えています。悪質業者は、飛び込み訪問でやってくることが多いのですが、それは全て断りましょう。

悪質業者を選ばないコツは、自分で探した火災保険申請サポート会社に連絡をすることです。

良質な業者は、営業をかけてきません。普通に待っていれば、相談が来るものです。

HPを持っているところで、工事とのセット契約ではないところであれば安心できますので、ご相談下さい。

火災保険申請代行(質問Q&A)

火災保険申請サポートは違法なのでしょうか?

違法ではありません。

「火災保険申請代行」は弁護士や行政書士以外の人が行えば、違法です。安心してご相談下さい。

火災保険申請サポートの費用はどのくらいかかりますか?

火災保険申請サポート会社によっても違いますが、概ね33%~44%と言われいます。

もっと高いところもありますが、そのぐらいが多いでしょう。

まれに非常に低い金額で受付している業者もありますが、工事とセット契約が必須となっているため、辞めて起きた方がいいでしょう。

火災保険申請サポート会社はどのように選んだらいいでしょうか?

選ぶ基準を簡単にご説明します。まずは、悪質業者を避けることを一番に考えてください。その上で、良質な業者を選んで下さい。

(悪質業者を避けるポイント)

  • 飛び込み業者を選択しない
  • 工事とセット契約は断る
  • 契約書に特定商取引法の記載がなければ、断る
  • HPのある会社を選ぶ

(良質な業者の選び方)

  • 火災保険申請サポート件数実績が多い
  • HPを整備している
  • 電話番号の記載がある
  • 適正な手数料で行っている

自分で火災保険を申請した方がお得でしょうか?

確かに、全ての手続きを自ら時間をかけて行なうことができれば、その方がお得です。

但し、請求漏れが発生してしまう可能性が高いので、結果的に損をする事になります。

直接会って相談をさせてもらうことも出来ますか?

可能です。全国対応が可能な会社もありますので、相談が出来ます。

直接会って、気に入らなければ、断ってもらっても大丈夫です。

ご相談下さい。

火災保険申請サポートを依頼して、保険請求できる事故が全くない場合には、費用はかかりますか?

出張料はかかりませんので、ご安心ください。申請サポート手数料が低いところは、出張料を取っているところもあります。大体が規模の小さいところが多いでしょう。大手は、保険金を受け取ったときに33%程の手数料をもらって終わりということにしているので、自分で手出しをすることがなく頼むことが出来ます。

【徹底解説】火災保険を用いた屋根修理の申請方法

昨今、台風や豪雨など自然災害が多くなり火災保険に加入している人も多いのではないでしょうか。

しかし、実際に自然災害などで家の屋根が修理が必要な状態になったときに申請方法がわからない。

といった悩みを抱えてはいませんか?

今回の記事では火災保険を用いた屋根修理の申請方法について解説します。

それに伴って

  • 火災保険の補償内容
  • 屋根修理の諸費用
  • 保険金を早く受け取る方法
  • 火災保険のトラブル3選

についても解説します。

本記事を読んでいただくことで火災保険を用いた屋根修理の申請方法がわかります。

屋根修理が必要な人はすぐに申請ができるようになるでしょう。

また補償内容や諸費用など解説しているので火災保険に関して詳しく知ることができます。

屋根修理だけではない!火災保険の補償内容

実は、火災保険の補償は屋根修理だけではありません。

建物に付属している「門」「車庫」「ブロック塀」なども含まれています。

  • 火災保険の対象
  • 火災保険の補償範囲

これらについて解説します。

火災保険の対象

火災保険保険の対象は

  • 建物
  • 家財
  • 建物+家財

これら3つに分かれていて加入する際に補償対象をこの中から選ぶ形となっています。

建物

火災保険での「建物」は建物本体はもちろん、建物に付属している「門」「車庫」「ブロック塀」なども含まれています。

建物、建物に付属していて動かせないものとされています。

家財

家財とは建物の中にあり動かせるものとされています。

「家具」「家電」「洋服」「カーテン」といった生活に必要な物を家財といいます。

火災保険の補償範囲

火災・落雷・爆発失火や落雷による火災、ガス漏れによる爆発
(例) 火災により住宅が燃えてしまった
水濡れ給水・排水設備の漏水で受けた、水濡れ損害
(例) 給水設備の故障により上階からの水漏れで部屋が水浸しになった
風災・雪災・雹災台風・暴風・積雪などによる屋根や窓ガラスの損壊
(例) 台風により窓ガラスが割れた
水災豪雨や河川氾濫などが原因による洪水などで発生した損壊
(例) 豪雨により床上浸水した
盗難盗難にともなう盗取・損傷・汚損
(例) 泥棒に窓ガラスを割れれて現金を盗まれた
集団行動などにともなう暴力行為集団による暴力・破壊行為などによる損壊
(例) デモに巻き込まれ家を壊された
建物外部からの物体の落下・飛来・衝突建物外部からの物体による損壊
(例) 運転ミスにより車が家に突っ込んできた

屋根修理をおこなうための諸費用

屋根修理の費用相場

屋根の修理には簡単な修理であれば2万円~10万円、大がかりな工事が必要だと40万円~200万円ほどかかる場合があります。

しかし、屋根修理は屋根の種類、築年数なとで変わってくるため状況によって異なるということを事前に知っておきましょう。

同じような修理であってもAさんは2万円だったのに、Bさんは5万円だったということも有り得ます。

屋根修理では定価を割り出すことは難しいので、事前に費用相場を確認しておきましょう。

雨樋修理3,000円~10万円
棟板金の取り替え3万円~12万円
コーキング修理2,000円~6万円
ストレート屋根の差し替え2,000円~6万円
瓦の差し替え1万円~6万円
雨漏り修理5万円~30万円

建物付属物の費用相場

建物付属物の費用相場も見てみましょう。

・門扉の修理→3万円~10万円
・門扉や門柱の修理→30万円~50万円
ブロック塀・ひび割れ→1か所につき約5,000円~
・傾きや壊れている→1庁につき約19,000円~
車庫・カーポート→3万円~15万円
物置・組立式物置→2万円~5万円
・塗装、劣化→3万円~

火災保険の申請は簡単

火災保険の申請は難しいイメージがあるかもしれませんが、実は簡単です。

たった3つの書類で申請できるからです。

そこで火災保険の申請に必要な3つの書類と、保険対象になる被災の代表例について解説します。

3つの必要書類

火災保険の申請に必要な書類は以下の3つです。

  • 保険金請求書
  • 修理見積書
  • 被害箇所の写真

自分で準備するのは保険金請求書だけで、修理見積書と被害箇所の写真は屋根修理会社が用意してくれます。

保険金請求書に日付や名前、住所などを記入する書類なのでとても簡単に準備できます。

保険対象になる被災の代表例 

屋根修理は主に風による風災によって被害を受けることが多いです。

その代表例は以下の3つです。

  • ストレート屋根のはがれ
  • 瓦の崩れ
  • トタン屋根のはがれ

早く確実に保険金を受け取るには

早く確実に保険金を受け取るには以下の3つがポイントです。

  • 被害を受けたらすぐに保険会社へ連絡し資料を請求する
  • 保険金請求は自分で行う
  • 屋根専門の工事会社に相談する

これらについて解説します。

被害を受けたらすぐに保険会社へ連絡し資料を請求する

まずは被害を受けたらすぐに保険会社へ連絡し資料を請求しましょう。

災害が発生すると同じように被害を受けた人もいる可能性が高く、問い合わせが集中し保険請求が遅れる場合があります。

必要書類が届くまで1ヵ月以上かかる場合もあるので、工事会社に連絡するよりも早く保険会社へ連絡して時間のロスを無くしましょう。

保険金請求は自分で行う

保険金請求は業者などに頼らず、自分で行いましょう。

プロが請求した方がスムーズで大きい金額の保険金が支払われるといったことをインターネットで見かけますが、そのようなことはありません。

「写真で判断すると被害として認められない」

「過度な金額の請求」

といったことがない限り、自分で請求したとしてもスムーズに保険会社から保険金が支払われます。

屋根専門の工事会社に相談する

見積書の作成はできるだけ屋根専門の工事会社に相談しましょう。

なぜなら屋根専門の工事会社が作成する見積書の金額が正確で、費用相場と近くなっているためです。

これは費用相場と近いことで保険会社の対応も早くなるからです。

上記でも説明しましたが、過度な金額の請求は対応が遅れ、最悪の場合は保険金が支払われなくなる可能性もあります。

したがって、見積を依頼するときはできるだけ屋根専門の工事会社にしましょう。

火災保険で多い代表的な3つのトラブル(一般社団法人 日本損害保険協会)

火災保険で多いトラブルは以下の3つです。

  • 自己負担ゼロを強調
  • 強引な契約
  • 嘘の理由で請求

これらについて解説します。

自己負担ゼロを強調

火災保険では自己負担金額を選ぶことができます。

自己負担金額がゼロになるプランも存在しますが、必ずゼロになるというわけではありません。

自己負担金額がゼロだと思い込み、保険金を請求してしまうと思わぬ出費になっていしまうこともあるので注意が必要です。

契約の際には自己負担金額を確認しましょう。

強引な契約

保険金が受け取れるからなどと強引に契約させ、修理を勧めてくる業者がいます。

しかし、契約を交わさずに修理に取りかかり多額の請求をされる場合があります。

また修理のキャンセルをしたとしてもキャンセル料を請求されることもあります。

強引な契約には従わず、ゆっくり自分の判断で契約するようにしましょう。

嘘の理由で請求

火災保険で対象外となっている理由なのに、災害を受けたと嘘をつき保険金を請求することです。

たとえば、老朽化による劣化、破損なのに台風で受けた被害だと嘘の請求をすることです。

嘘の理由で保険金を請求することは保険金詐欺に該当することがあります。

まとめ

今回は火災保険の屋根修理の申請方法について解説しました。

申請方法に必要なのは以下の3つです。

  • 保険金請求書
  • 修理見積書
  • 被害箇所の写真

すぐに保険会社へ連絡して、申請は自分で行って、見積は屋根専門の工事会社に依頼することで早く確実に保険金を受け取れます。

「自己負担金額ゼロを強調」

「強引な契約」

「嘘の理由で請求」

といったトラブルには気を付けてください。

本記事を読むことで、火災保険を用いた屋根修理の申請方法を理解していただけたら幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

火災保険の見舞金|保険金の請求方法、相場や注意点を徹底解説

火災が起こってしまったときに、火災保険に加入をしていると保険で負担をしてくれるので安心です。さらに火災保険にも特約があり、見舞金を加えることができます

この記事では火災保険の見舞金とはどのような内容なのか、また保険金の相場や請求方法、注意点などを詳しく説明していきます。

そもそも火災保険の見舞金とは?

それではまず火災保険の特約である見舞金に関して損害保険金とはどのように違うのか、また費用保険の中で他にも種類があるのか、どんなときにもらえるのかなど詳しく説明していきます。

損害保険金との違い

火災保険の見舞金と同じような保険金に損害保険金があげられます。
損賠保険金は建物などが被害を受けたときに、その被害に対して保険金を受け取ることができます

火災保険の見舞金は建物が火災によって損害を受けたとき、建物そのものに対してではなく
家を失ったことによる宿泊費やがれきなどを除去する費用の補填をするのが大きな目的です

そのため火災保険の見舞金と損害保険金はそれぞれに目的が違いいずれも重要な手続きとなります。どちららかがあればいいというわけではありません。

費用保険金は見舞金のほかにもいくつか種類がある

費用保険金は見舞金だけではなく以下のように他にもいくつか種類があります

  • 地震火災費用保険金
  • 臨時費用保険金
  • 残存物取片づけ費用保険金
  • 損害防止費用保険金
費用保険金の見舞金以外の種類概要や特徴
地震火災費用保険金地震自体の被害や地震が原因による火災が原因により、建物が半分焼けてしまったときに損害に対して受け取れる保険金のことをいいます。
臨時費用保険金火災や地震などにより自宅が損害を受けてしまったとき、ホテルなどに宿泊するときの費用を補填してもらえる保険金です。
残存物取片づけ費用保険金火災や地震などにより損害をうけた建物において、焼け残りなどを撤去するときに必要な費用の保険をしてもらえる保険金です。
損害防止費用保険金建物の損害により、さらなる損害につながることや再発を防ぐために必要な費用の補填をしてくれる保険金です。

火災保険の見舞金ってどんなときに貰えるのか

火災保険の見舞金は、対象の建物が火災などの災害により損害を受けたとき宿泊費や、火災後のがれきの撤去代などに対して補填をしてくれます。

また火災保険の見舞金を受け取るためには、保険会社に申請をあげる必要があります。

火災保険に見舞金を加えるメリット

火災保険には見舞金を特約として加えられるのですが、このメリットは以下のような点があげらえます。

  • 自宅を火災などの損害で失ったときの宿泊費用の補填をしてくれる
  • 火災などの被害により近隣にも損害を与えたときの見舞金を補填してくれる

火災保険の見舞金の相場

ここまで火災保険の見舞金の特徴やメリットなどを説明してきましたが、相場はどのくらいなのでしょうか。それぞれの被害の状況によって相場は異なります。

火災や台風などの被害を受けたとき

火災や台風などの被害を受けて建物に損害が出たときは、火災保険の基本補償額の10~30%が見舞金となるのが相場です。10~30%と幅が広いのですが、それぞれの保険会社によってされている金額が異なりますので、加入前に確認するようにしてください。

地震が原因で被害を受けたとき

火災保険は地震による損害は対応していません。もし地震による損害に対して見舞金を受け取るためには、地震火災費用保険金の追加を特約としてする必要があります。

地震火災費用保険金を特約として追加した場合は、損害保険金の5%前後を見舞金として受け取れるのが相場です。

見舞金は請求しなければ受け取れない

いくら見舞金を受け取れる権利があったとしても請求しなければ見舞金を受け取ることができないので注意が必要です。「火災保険に加入しているのに見舞金の請求をし忘れた」といったことがないようにしてください。

また自分では見舞金を受け取れないと思っていても、実は受取ができるケースだったこともあります。そのため少しでも疑問に感じたときは必ず保険会社に連絡をするようにしてください。

 見舞金を請求する手順

見舞金を請求する手順ですが、まず保険会社に損害があることをお伝えくださいここからの手順は保険会社によって違うのですが、一般的な手順をご紹介します。

まず保険金請求をするために必要な書類を保険会社が送ってくるので、届き次第必要事項を記載し送り返し、保険会社が審査をしたあと保険金や見舞金を受け取ることができます

保険会社によりますが、1ヶ月以内に受け取れることがほとんどです。

火災保険の見舞金が支払われないケース

火災が原因で建物が損害を受けても、必ず見舞金を受け取れるとは限りません。保険金を請求しなかったケースや、契約者が故意にまた重大な過失によって損害につなげたケースや、もともと建物に欠陥があった場合も見舞金を受け取ることはできません。

またこれらのケースは見舞金だけでなく、損害金も同じように受け取れないケースもあるのでご注意ください。

火災保険の見舞金を申請する際の注意点

火災などが原因で建物に損害を受けたとき、火災保険の見舞金を申請することができます。しかし必ず見舞金を受け取れるとは限らないこと、また申請をしてから1ヵ月前後かかることを頭に入れておいてください。

また内容を偽って申請することもNGです。申請した内容によって保険会社は審査をするので、必ず必要な正しい情報を記入するようにしてください。

火災保険の見舞金に関する詐欺を防ぐ方法

大きな災害があった時、「うちの火災保険に今加入すると、修理代を負担します」などといった詐欺が増えます。災害を受けたときは精神的に追い詰められているケースが多く、思わず支払いをしてしまうことがあります。

このような詐欺にあわないように、以下のようなことをしてください。

保険会社に相談する

火災などにより建物に損害がある場合保険金がでるかどうかは契約している保険会社が決めます。つまり業者がいくらいい話をもってきても、見舞金の支払いができるとは限らないのです。

保険会社に相談をすることで、正しい情報を受け取れることができるのです。

 手数料や違約金は必要なければ支払わない

業者が手数料やキャンセルした場合の違約金などを求めてきても、一度支払うと回収できないこともあります。もし支払いを求められるようであれば、内容をよく確認してもし不安であれば自治体などの相談窓口に相談するとよいでしょう。

クーリングオフについて知っておく

「見舞金が受け取れる」と直接営業にきたり電話営業をされた場合、契約を交わしても8日間の間はクーリングオフ適応になります。契約解除に関して記載していなくても、クーリングオフは適応になるので冷静に対応するようにしてください。

老朽化による損傷は補償されないことを知っておく

老朽している建物は、火災保険の補償対象外になることが多いです。逆に言えば老朽化が進んでいる建物なのに、「うちは老朽していても関係ありません」などと言われたらその時点で疑う必要があります。

まとめ

この記事では火災保険の見舞金の内容や受け取る方法、見舞金を特約として追加する方法を説明してきました。
火災で建物を失ってしまうとさまざまな費用が発生する他、精神的にも追い詰められた状態になります。
このため火災保険の見舞金を検討してみてはいかがでしょうか。

災害はいつ起こるかわかりません、そのため十分な準備をしておくことが重要なのです。

火災保険加入者の90%が平均100万円以上貰える!?火災保険の活用法を紹介

昨今、台風や地震など自然災害が多くなり火災保険へ加入している人も多いのではないでしょうか。

しかし、いざ火災保険に加入していても
「火災保険を使う機会があまりない」
「火災保険のうまい使い方ってないのかな」
といった悩みを抱えてはいませんか?

そこで本記事では火災保険の活用方法について解説します。

本記事を読んでいただくことで
・火災保険の申請を楽にする方法
・火災保険の申請をすることで100万円もらえた事例
・家財保険の保険料を安くする方法
これらについてわかります。

火災保険の申請をすることで、中には100万円もらえる人も出てくる可能性があります。
本記事を読んでいただき、ぜひ申請してみましょう。

火災保険に関するよくある勘違い

多くの人は以下の3つに関して勘違いをしていることがあります。

・補償対象の災害
・被害の大きさ
・火災保険の申請回数

多くの人は火災保険だから「火災」しか補償対象になっていないと勘違いをしていることが多いです。
そのため被害を受けたという自覚がなく、何かしらの修理をする際にも自腹で行っていることもあります。
補償対象になる自然災害の種類、被害の大きさ、火災保険の利用回数は火災保険に加入している全ての人が知っておくべき知識です。

補償対象の災害

火災保険というと「火災」という名前が入っていることから、「火災」が発生しなければ補償対象にならないと思っている人も多いのではないでしょうか。

実は、火災保険は
・台風
・豪雨
・豪雪
・竜巻
・雷
といった自然災害においても補償対象となっているのです。

被害の大きさ

被害本当は老朽化によるちょっとした被害であったとしても、その被害が「自然災害の影響」と判断されれば保険金が支払われることを多くの人は知りません。

そして、たとえ自然災害が起きて大きな被害がなかったとしても、ちょっとした被害で火災保険の補償対象となることがあります。

素人が目で見てもわからないような
・屋根のゆがみ
・雨樋の破損
・パイプのずれ
・瓦のずれ
こういった被害でも補償対象になることがあります。

火災保険の申請回数

火災保険を一度使うと解約になると思っている人も多いです。

実は、火災保険の申請回数に制限はありません。

火災保険は最長10年の契約を結ぶことができますが、10年であっても申請回数に制限はありません。
被害が認められれば、二度三度でも保険金を受け取ることができるます。

さらに何回申請したとしても保険料が上がることはありません。
契約期間内であれば保険料が上がることはありません。

難しい「火災保険」の申請を楽にする!裏ワザとは

火災保険の申請を楽にする方法

火災保険の申請を楽にする方法は「火災保険申請事務局」を使うことです。

「火災保険申請事務局」とは無料で申請手続きをしてくれるサービスです。

自分で申請をする場合だと
・破損箇所の報告
・補償対象の判断
・書類の準備
これらを自分でしなくてはなりません。

手続きの手間や、素人に判断しにくいことから被害に気付いている場合でも申請しない人もいたはずです。
それらを全て丸投げにできるのが「火災保険申請事務局」というわけです。

プロが現地調査や破損箇所の確認をしてくれるので、補償対象になる確率も95%と高い数字になっています。
さらに仮に調査を依頼して被害が無かった場合でも、費用は一切かかりません。

手続きを丸投げして、費用も一切かからない。
「火災保険申請事務局」を使わない手はないでしょう。

火災保険は申請すれば100万円もらえる可能性がある

火災保険は申請すれば100万円もらえる可能性があります。

これは火災保険が老朽化によるちょっとした被害でも「災害の影響」だと判断されれば保険金が受け取れることがあるからです。

その平均額が約100万円となっています。

中でも「築5年以上の一戸建て」のうち95%以上が保険金を平均約100万円受け取れています。

たとえ大きな被害が無かったとしても、上記で説明した「火災保険申請事務局」を利用しプロに任せることで100万円を受け取れる可能性があります。

さらに保険金を貰えた場合、保険金は「見舞金」扱いのため必ず修理費用に当てなくてはならないわけではありません。
保険金は個人が自由に使っていいお金になります。

2つの事例紹介

1,台風災害、瓦屋根修理→1,517,641円
2,豪雪災害、屋根上アンテナ修理→268,886円

家財保険の裏ワザを紹介!保険料を安くする方法を伝授

家財保険に加入しているけど、どういった時に、どんな補償がされのかその内容について知らない人も多いのではないでしょうか。

また補償内容を把握したうえで保険料が少しでも安くなったら嬉しいですよね。
そこで、家財保険を安くする方法を解説します。

家財保険とは

家財保険とは建物内に収容されている、家具、家電製品、洋服が火災や自然災害などで損害を受けた場合に補償が適応されて保険金が支払われるものです。

家財保険とは火災保険の種類のことをいいます。
火災保険に加入する際にその補償対象を以下の3つの中から選ぶ形となります。
・建物のみ
・家財のみ
・建物と家財の両方

建物のみを選んだ場合には、家財は補償対象外となります。
家財のみ、建物と家財の両方のいずれかを選んだ場合には家財の補償を得ることができます。

家財保険とは「物」を補償する保健

家財保険とは建物の中にある生活用の動産(不動産以外の動かせる物)を補償対象にしています。

主に以下のような物が補償対象になります。
・電化製品(テレビ、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、パソコンなど)
・家具(ベッド、ソファー、テーブルなど)
・服飾品(洋服、アクセサリーなど)
・雑貨(食器、書籍など)
・高額な貴金属(腕時計、美術品、指輪など)

自動車、現金、証券などは保証対象外になります。

家財保険の補償内容

家財保険は火災、自然災害、突発的な事故によって破損・損傷して損害を受けた場合に補償されます。

補償対象の事例を紹介します。
・火災→自宅からの出火で、家具が焼失した
・風災→台風・暴風で屋根が飛ばされベッドが破損した
・水災→洪水による浸水で家電製品が壊れた
・盗難→泥棒が侵入して高額な貴金属を盗まれた
・破損→子供がパソコンを投げて破損した

裏ワザ①家財が少ない場合は保険金額を自己申告制にする

家財保険では保険金額の目安を年齢、家族構成、家の大きさなどで決めています。

しかし、持っている家財が少なく高額な物も無ければ手厚い補償が必要ないこともあります。
そんなときは、保険金額を自己申告制にすることで本来よりも低く設定できます。
保険金額を低くすることで保険料は安くなります。

ただしこれを行うと、実際に家財が損害を受けた場合に保険金額を請求しても、手出しの金額が大きくなってしまう可能性があることには注意が必要です。

1人暮らしや最低限の物しか持たないミニマリストにはオススメできます。
小さな子供がいて、高額な家具、家電がある場合には保険金額を高めにしておくことをオススメします。

裏ワザ②保険会社の割引を使う

家財保険は契約するときに割引を使える場合があります。

家財保険で利用できる割引を紹介します。

損保ジャパン「THE すまいの保険」建物・家財セット割で保険期間10年で契約すると保険料が安くなる
セコム損害保険「セコム安心マイホーム保険」セキュリティ対策をしている、オール電化、長期年払契約の人は保険料が安くなる
ソニー損保「新ネット火災保険自宅の立地やライフスタイルから、家財の補償対象を見直して必要な分だけに絞ることで保険料が安くなる

まとめ

今回は火災保険の活用方法について解説しました。

火災保険に関してよくある勘違いが3つありました。
・補償対象の災害
・被害の大きさ
・火災保険の申請回数

火災保険は「火災」が起きないと補償してもらえない訳ではありません。
台風や豪雨などの自然災害でも補償対象になっています。

また、大きな被害が無くてもちょっとした被害で補償を申請できます。
申請回数に制限はなく、何度申請したとしても保険料が上がることはありません。

火災保険の申請をする場合には「火災保険申請事務局」を利用しましょう。

手続きを丸投げできますし、プロが現地調査や破損箇所の確認をするので補償をもらえる可能性が高くなります。

「火災保険申請事務局」を利用し申請するだけで100万円もらえる可能性もあります。
大きな被害が無くても「築5年以上の一戸建て」であれば95%の確率で保険金を受け取ることができます。

台風による瓦屋根の修理、豪雪による屋根上のアンテナ修理でも保険金が払われた事例があります。
受け取れる保険金は「見舞金」として支払われるので必ず修理にあてないといけないというわけではありません。
個人が自由に使えるお金となります。

そして、家財保険を安くする裏ワザについても解説しました。

裏ワザは以下の2つです。
・家財が少ない場合は保険金額を自己申告制にする
・保険会社の割引を使う

自分にあった保険金額を設定することで保険料を安くできます。
各保険会社で割引をしていることもあるので必ずチェックしておきましょう。

自分の家には被害がないように見えてもプロに依頼することで保険金を受け取れる可能性があります。
依頼は無料でできるのでダメもとで依頼をしてみることをオススメします。

火災保険の点検商法にご注意!よくある事例と悪質な業者の見分け方

【この記事でわかること】
・悪質な業者を見分けるコツ
・火災保険の点検方法
・申請サポート会社のこと

昨今、全国各地で台風が増加しております。特に、建物が老朽化してきたところに、台風が直撃すると、屋根に大きな被害を受けるケースが増えております。

屋根は、家主が目視出来ない箇所であり、損害を確認することが出来ません。
屋根に上がって自分の目で確認できれば、良いのですが、高齢者は難しいでしょう。
屋根から落ちて、命を落とす危険もあります。業者に任せる方が一般的です。

そんな家主が確認できない屋根被害を狙って、昨今、点検商法という悪質な業者が増えているのはご存知でしょうか?

彼らは、「無料で屋根を点検します。」を謳い文句に自宅に訪問してきます。

こうした被害を回避するために、悪質業者を見極め、トラブルに巻き込まれないように注意しましょう!

「無料で屋根点検」にご注意を

悪質な業者の特徴は「無料で屋根を点検します」を誘い文句に突然、訪問して来るのが特徴です。ポイントは「無料で」という言葉です。無料といわれると頼んでもいいかなという人間の真理を巧みに使った手口です。

第一に、今のご時世、自宅に突然来る訪問者をすぐに信用してはいけません。

突然の訪問者に対しては、その場で回答するようなことはせず、一旦、家族内で相談しましょう。

また、相見積を取ることも大事です。

相見積を業者に依頼することで、屋根の状況を第三者の目線で見てもらうことが出来るでしょう。

突然の訪問者を信用せずに、対応していき、トラブルを回避しましょう。

火災保険の点検に関するトラブル・被害事例

事例①点検商法
近くの家を工事しているという業者が突然訪問してきました。
「お宅の屋根が浮いているのが見えた。無料で屋根の点検をさせてもらえないか。」と言ってきました。

無料なら良いかと思い、屋根を点検してもらいました。

屋根の点検が終わり、業者から「応急処置として釘を打っておいた。簡単に釘を打っただけなのですぐにちゃんと工事をした方が良い。火災保険を使って工事ができる」と言われ、契約をしてしまった。

心配になったので、後日知り合いの建築業者に屋根を診てもらったところ、「全く問題ないので工事する必要はない」と言われました。

(解説)
屋根はお客さまが目視出来ないことを逆手に取り、ありもしない事故をでっち上げ、請求をしてくる業者もいます。

相見積を取るなどして、突然訪問した業者を信用せずに、対処することが被害に合わないポイントです。

事例②点検商法
突然、業者が訪問してきました。
「近頃の大雨や台風による被害が出ている家が多いので、無料で屋根点検をさせてもらえないか」と言ってきました。

無料なら良いかと思い、屋根を点検してもらいました。

その後、ひどい状態の屋根の写真を見せられ「先日の大雨の影響で屋根がはがれている。火災保険を使って工事ができる。保険請求の代行申請もできる。」と言われ、保険申請代行業務と屋根工事を依頼しました。

よく考えてみると、自分の家は古くないため屋根の状態があんなにひどいはずがないと思い、家を建てた時のハウスメーカーに屋根を確認してもらったところ、「雨風によるものではなく、故意に壊されているようだ」と言われた。信用できないので解約したい。

(解説)
とても悪質な事例です。事故が無かったにも関わらず、業者が事故を作ってしまうという事例です。

他人の物に損害を与えた可能性がある訳ですから、器物破損という犯罪になるでしょう。

家主が確認できない屋根だから、このような事件が発生するのです。

大事なことは、突然の訪問者をいきなり信用するのではなく、その場で契約をしないことです。時間をおいて、別の業者にも相見積を頼んで、対応しましょう。

悪質な業者の見分け方

1.無料であることを強調する
つい無料だと頼んでしまう人間の心理に付け込んだ商法です。
タダほど怖いものは無いと言われますが、その通りです。
無料と言われても、信用せずに突然の訪問者は断る勇気が必要です。

2.強引な契約
このままでは危ないので、早く修理しましょうと当日の契約を強引に誘ってきます。
その日に決めないといけないものは断った方が良いというのは、よく言われますが、その通りです。
強引な契約を求められた際には、ハッキリと断りましょう。

断っても帰ってくれない時には、警察を呼びましょう。

3.うその理由で請求
屋根は、家主が目視で確認できません。そのため、うその理由で請求ということが起きるのです。まずは、突然来た人の言葉を信用せず、他の人の意見も聞いてから、判断しましょう。

具体的には、相見積をすれば、被害を未然に防ぐことが出来るでしょう。

火災保険の点検について

火災保険は、建物の購入時に加入する人が大半です。

建物の購入時には、火災保険以外にも多くのことを考え無ければならないため、補償内容を精査して、契約している人は少ないのが実態です。

そのため、水災が補償されていなかったや家財が付帯されてなかったなど、補償が漏れているケースがあります。

火災保険の点検のチェックポイント

①水災の補償
水災は被害を受けると、被害額が大きくなります。そのため、水災は火災保険の各種補償内容のなかでも、保険料を高く設定しています。

保険料を安くするために、火災保険の契約時には、水災を除いたプランを案内しているケースが良くあります。

ゲリラ豪雨や台風など自然災害が増えています。
一戸建ての方は、水災の補償を付帯していた方が安心です。

今一度、保険証券を見て、確認してみましょう。

②家財の付帯の有無
火災保険の保険の対象は、建物と家財の2種類あります。それをご存じない方が多く、実際に火災保険の補償対象に家財が含まれていない方がおります。家財の被害は、地震の時に多く発生します。

火災保険に加入するなら、家財も含めて加入した方が安心です。

今一度、保険証券を見て、確認してみましょう。

自分で申請するのは難しい

自分で、火災保険の申請を行なうのは大変です。

各種書類を記載したり、業者を手配したり、保険会社や保険代理店と折衝したり、やらなければならないことが多く、途中で投げだしてしまう人が多いです。

金融機関の書類は多く、不備があると返却され、手間がかかります。

また、金融機関は土日祝日の対応が出来ないため、全て平日の9時から17時までに問い合わせをしなければなりません。

保険の請求方法を誤ってしまうと、保険金を受け取れないケースもあります。

餅は餅屋ではないですが、専門業者に任せることをおススメします。

活用するなら「申請サポート会社」がおすすめ

申請サポート会社は、あなたの火災保険の申請をサポートします。

保険の請求方法も懇切丁寧に説明をしています。

業者の手配も全てお任せいただけます。

お客さまは電話一本で全てをお任せいただけます。

火災保険のプロにお任せください。

まとめ

今回は、火災保険の悪質な点検商法の業者の事例を中心に解説しました。

悪質な業者に騙されないためには、突然の訪問業者を信用しないということが一番大事になります。

但し、皆さんのご自宅の屋根も台風で被害を受けているケースはあるので、心配な方も多いのではないでしょうか。

申請サポート会社は安心して相談が可能です。

お電話一本でご依頼いただけます。

火災保険のトラブルや屋根の損傷を確認したい方など、お困りのことがありましたら、お気軽にご相談下さい。

火災保険の風災が適用される申請事例を紹介|注意することがあります

火災保険の風災が適用される申請事例を紹介

「火災保険って台風の被害にも保険金が適用されるの?」
「風災では、どういったケースが保険の適用対象となるの?」
「そもそも風災って何?」

上記のような疑問を持つ方もいることでしょう。火災保険の対象は火災だけではありませんが、申請する機会も滅多にないため、申請して良いかどうか悩んでしまいますよね。

この記事では、火災保険の“風災”について詳しく解説しています。風災の申請事例も紹介していますので、どういったケースが補償対象になるかも分かるようになるでしょう。

この記事を読むことで、“風災の保険申請の対象”が自宅にあることに気付くかもしれません。ぜひとも参考にしていただけると幸いです。

火災保険の風災が適用される申請事例の前に

火災保険の風災が適用される申請事例の前に、“風災”について、イマイチ分からない方も多いのではないでしょうか。

まずは、火災保険の風災について分かりやすく具体的に説明していきましょう。

そもそも風災ってなに

風災とは、強風による被害全般を指します。台風や竜巻はもちろん、強い風でおきた被害も対象になります。

ただ、風災の基準は「最大瞬間風速」をもとにして決められています。定義では、「風速20メートル以上の風が3秒間」吹くと風災として認められるのです。

特に風災としての被害が多いのが、台風です。台風は瞬間最大風速が40~50メートルになることも多く、風災による被害を受けやすいといえるでしょう。

強い風による被害

強い風による被害には、どんなものがあるのでしょうか?

例えば、強風で屋根瓦が飛ばされた、瓦が割れたりヒビが入ったりしたという被害が考えられます。

また、風災による二次被害も補償の対象です。風によって飛んできた飛来物で窓ガラスが割れた、屋根瓦がズレた箇所から雨漏りをおこしている、といった二次被害も風災になります。

風災といっても被害はさまざまです。火災保険の風災が適用される申請事例については、後述で詳しく説明しています。

火災保険の風災の申請事例の前に注意するべきこと

火災保険の風災の申請事例を紹介する前に、申請する際、注意するべきポイントを3つ説明します。

  • 申請期限を把握する
  • 経年劣化のケースは申請が不可である
  • 過失・故意の場合はNG

1つずつ見ていきましょう。

申請期限を把握する

火災保険の申請期限は、被害が起きてから3年以内と保険法95条で定められています。

保険法(平成20年6月6日法律第56号)


第95条(消滅時効)
保険給付を請求する権利、保険料の返還を請求する権利及び第63条又は第92条に規定する保険料積立金の払戻しを請求する権利は、これらを行使することができる時から3年間行使しないときは、時効によって消滅する。

2.

保険料を請求する権利は、これを行使することができる時から1年間行使しないときは、時効によって消滅する。

引用元:保険法(平成20年6月6日法律第56号) 第95条(消滅時効) (em-net.ne.jp)

自然災害の被害を受けて3年が経過すると、火災保険の請求権が消滅=保険金を受け取ることができなくなるのです。

また、保険法とは別に各損害保険会社が独自に申請期限を定めているケースもあるので、必ず確認しておきましょう。申請期限は、約款に記載されています。

経年劣化のケースは申請が不可である

経年劣化は自然災害ではないため、申請しても火災保険は下りません。

例えば、根本的な原因が建物の老朽化だった場合、火災保険の対象外になります。経年劣化は、屋根の見た目によくあられます。
屋根が劣化することで雨漏りがおき、建物の内部にまで被害が広がっていくのです。その場合も根本的な原因は屋根の経年劣化にあるため、風災被害として認められません。

経年劣化が風災被害として認められない理由として、建物は自然に劣化・老朽化していくところにあります。経年劣化か自然災害か、素人では判断が難しくもあるので、火災保険申請サポート業者の無料調査を利用するのも1つの手です。

過失・故意の場合はNG

契約者に過失があったり、故意に被害を起こしたりした場合も火災保険の補償対象外です。
契約者の不注意で窓ガラスを割ってしまったり、自ら屋根の瓦を剝がしたり・割ったりしても、契約者・被保険者の責任なので火災保険は下りません。

風災で良くあるのが、台風や強風の日に窓を開けっぱなしにしていて、建物や家財が被害を受けたケースです。この場合、必要もないのに窓を開けた契約者の過失となります。ですので、窓を開け放していたケースでは、風災だと認められません。

また、仮に嘘と把握しながらも火災保険の申請をした場合、保険金詐欺といった犯罪になるので覚えておきましょう。

火災保険の風災が適用される申請事例

火災保険の風災が適用される申請事例

火災保険の風災が適用される申請事例として、下記の7つがあります。

  • 屋根
  • 雨漏り
  • 雨樋
  • 軒店
  • ベランダ
  • 外壁
  • フェンス

1つずつ見ていきましょう。

申請事例:屋根

屋根は普段目にする機会も少ないので、風災による被害が出ていたとしてもなかなか気付かない箇所です。屋根の被害は放置していると、修理費用が高額になります。

屋根は調べると損害が見つかることも多い場所なので、一度も点検をしていないのであれば、無料調査で点検してもらいましょう。

瓦浮きと瓦のずれ

風災によって、屋根の瓦がズレたり浮いたりしてしまうケースがあります。少しでもズレていると、雨が入り込んで雨漏りを起こしてしまう可能性もあります。

瓦が浮いていれば、いつ雨漏りを起こしてもおかしくない状態です。瓦が剥離してしまうと、脱落してくることもあるので非常に危険です。

瓦のヒビ・われ

瓦が割れることで雨漏り以外にも、脱落したり破片が飛ばされたりする可能性があります。

瓦と瓦をつなぐ漆喰が割れている場合、隙間から浸水して雨漏りをおこすことも考えられるでしょう。瓦がいつ脱落してもおかしくありません。

釘抜け

強風の影響で、屋根を固定している板金の釘が抜けるケースもあります。釘が抜けてしまったら、屋根の間に大きな隙間ができ、雨漏りにつながる可能性も非常に高くなるでしょう。

仮に釘が抜けかけている状態だったとしても、釘が抜け落ちるのは時間の問題です。

申請事例:雨漏り

屋根の下には防水シートといった下地が貼られているので、多少の水が入っても雨漏りにはなりません。

ですが、そのまま放置しておくと耐久性にも限界があるので、いずれ雨漏りしてしまいます。また、雨漏りはカビの原因にもなるのです。

申請事例:雨樋

雨樋は屋根に溜まる雨を排水する役割を果たしています。雨樋が変形したり破損したりすると、建物に雨水がかかり続けてしまうのです。

よって、建物の耐水性を低下させていく可能性があるでしょう。雨樋が変形したり破損したりすれば、排水する役割を果たせません。

申請事例:軒店

軒店に隙間が空いてしまうと、雨水が侵入してきてしまいます。雨水が侵入することで、腐食させる恐れや脱落してくる恐れがあります。

風の勢いが強すぎると、軒店を変形させてしまう可能性があるのです。

申請事例:ベランダ

ベランダの波板はもろいので、飛来物が当たるとすぐに穴が空いてしまいます。台風時の飛来物には、特に気を付けたいところです。

ベランダ自体は、目にする機会も多いので、被害が出た場合は早期に気付きやすいです。

申請事例:外壁

外壁は頑丈そうに見えますが、風災によって損害を受けることも珍しくありません。外壁に隙間ができれば、壁からの雨漏りにつながる可能性があります。

飛来物が直撃し、外壁の一部が破壊されてしまうことも有り得るでしょう。外壁がブロック型になっていると、強風でブロックが剥がれることも多々あります。

申請事例:フェンス

フェンスも風災で歪んでしまったり、倒れてしまったりすることがあります。また、骨組み自体に損害はなくとも、目隠しが破損する可能性もあります。

フェンスも屈強に見えますが、意外と強風に弱いです。台風や強風の日の翌日は、フェンスに被害が出ていないかもチェックしておきたいところです。

火災保険の風災が適用される場合には速やかに申請しよう

火災保険の風災が適用される被害を発見した場合、速やかに申請する必要があります。
申請する際の流れとして大まかに説明すると、下記のようになります。

  1. 保険会社に連絡する
  2. 必要書類を提出する
  3. 保険会社が調査し結果が出る

1つずつ見ていきましょう。

保険会社に連絡する

風災による被害を発見した場合、まずは加入している損害保険会社に連絡しましょう。契約者氏名や保険証券番号はもちろん、事故内容や被害状況も聞かれるので、慌てずに落ち着いて答えましょう。

最後に、保険会社から必要書類についての案内があります。

必要書類を提出する

風災申請において、必要な書類は下記の4点です。

  • 保険金請求書
  • 事故状況説明書
  • 修理見積書
  • 被害箇所の写真

保険の契約者が記入するのは保険金請求書・事故状況説明書の2点です。修理見積書・被害箇所の写真は修理業者に依頼すると、作成・撮影してくれます。

ですが、被害箇所の写真は被害を発見したときに、自分でも撮影しておくと良いでしょう。
被害箇所が変化している可能性もあるからです。

4点の書類が完成したら、損害保険会社に一式で送りましょう。

保険会社が調査し結果が出る

書類を送ったら、後は保険会社の審査結果を待つだけです。保険金が下りる場合、基本的には請求後30日以内に指定した口座へ振り込まれます。

また、被害状況によっては保険会社の鑑定人が現地へ調査にくる可能性も考えられるでしょう。調査が長引いたり損害額が大きかったりする場合は、保険金の振り込みが30日を越えることもあります。

火災保険に関するよくある質問

火災保険に関する“よくある質問”として、下記4つの質問が挙げられます。

  • 保険金は課税されるのか
  • 保険金の使い道はどうするべきか
  • 火災保険を何度も利用することは可能ですか
  • 火災保険が適用された後の保険料はどうなるのか

1つずつ詳細を見ていきましょう。

保険金は課税されるのか

火災保険で下りた保険金は課税されません。なぜなら、火災保険は被害を埋め合わせるために保険金が支払われるからです。

よって、火災保険は非課税であり、税金がかかることはありません。ただ、法人で所有している建物(店舗や事務所)だと、課税対象になりますので留意しておきましょう。

保険金の使い道はどうするべきか

火災保険で下りた保険金の使い道は“自由”です。言い換えると、必ずしも修理に使う必要はありません。貯金や娯楽に使ったとしても、問題ではないのです。

ただ、修理をせずに放置して、更に被害を受けてしまったとしても、保険の対象外となります。また、修理業者に見積もりを依頼した際は、見積もりと修繕工事がセットになっている場合も多いです。

火災保険を何度も利用することは可能ですか

火災保険は契約中であれば何度でも申請可能です。利用回数に制限は設けられていません。

ただ前述したように、保険金で修理をせずに放置して、被害が拡大したとしても補償の対象外となってしまいます。

ですが、保険金で被害箇所を修理したにもかかわらず、再度同じ場所に被害を受けてしまった場合は、補償の対象です。

火災保険が適用された後の保険料はどうなるのか

火災保険が適用され、保険金を受け取ったとしても、保険料が上がることはありません。何度申請しても、保険料は一定の金額となります。

自動車保険であれば保険料は上がってしまいますが、火災保険は等級制度を設けていないので、保険の申請をしても保険料は上がりません。

まとめ:火災保険風災の申請に関する事例は以上です

まとめ:火災保険風災の申請に関する事例は以上です

この記事では、火災保険の風災について詳しく解説し、風災が適用される申請事例も解説しました。

風災で屋根が損害を受けるケースは良くありますが、日常生活で屋根を見る機会もなかなかないため、被害が出ていることに気付きません。ですので、調査した際に初めて損害が分かることが多いのです。

また、建物は経年劣化していくものなので、自然災害による被害か経年劣化か分かりづらくもあります。火災保険申請サポートへ定期的に無料調査を依頼することで、損害箇所があれば、早く発見できるようになるでしょう。

この記事が少しでも参考になったなら幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。