火災保険を一度使うとどうなるの?金額や複数回使える事例をご紹介!

「火災保険は一度使うと使えないのか?」そんな疑問を持たれている方も多いのではないでしょうか?

実は火災保険については、ある条件さえ満たしていれば、何度でも使える便利な保険なのです。

しかしながら、火災保険は仕組みがどうしても複雑に感じてしまい、その手続きの複雑さから申請に戸惑う方も多いのが現実です。

そこで今回は、火災保険は何回使えるのか、その金額や複数回使える事例をご紹介します。

火災保険を一度使うと二度目の申請はどうなるのか

火災保険は使うとどうなるのか?という疑問は火災保険を利用したことのない方なら誰しも持つことでしょう。

火災保険とは、火災に限らず風災や水災、雪災や雷災など、自然災害により家屋に損害が生じた際に利用できる保険です。

火災保険とは、火災に限らず風災や水災、雪災や雷災など、自然災害により家屋に損害が生じた際に利用できる保険です。

また、各社保険会社により異なりますが、車庫や家具家財などにも柔軟に対応できるのがメリットです。

火災保険の申請回数に制限はない

現在の火災保険では、契約年数を単年最長10年まで契約することが可能です。

この契約期間内であれば、火災保険の申請回数に制限はありません

自然災害により家屋などに損害が生じてしまい、その損害の事実が保険会社に認められれば、何回でも保険金を受け取ることが可能です。

火災保険は何度利用しても保険料は上がらない

火災保険は自動車保険のように、使ったら保険料が上がると思われがちですが、火災保険は使用後も保険料が上がることはないため安心してください。

しかし、近年では風災や水災などの被害件数も増加しており、火災保険の契約期間中に保険料が値上がりすることはありませんが、契約更新の際に値上がりする可能性はあるため注意しましょう。

火災保険申請の二回目以降の適用条件

前述したように、火災保険は条件さえ満たしていれば、何度も請求することが可能です。

しかし、火災保険の2回目以降の申請については、申請が「できるケース」と「できないケース」に分かれています

たとえば、地震保険もそうですが、2回目以降の申請については、「72時間以内だと1回としてカウントされる」「地震発生の翌日から10日後に生じた損害は対象外」など、明確に保険規約に定められています。

火災保険についても2回目以降の申請できる条件には制限があるため、申請できる条件を覚えておきましょう。

2度目の火災保険申請が「できる」ケース

まずは2度目の火災保険の申請ができるケースについてですが、「損害箇所が異なる場合」はもちろん火災保険の申請が可能です。

たとえば、去年の落雷で屋根の瓦が破損して火災保険を申請したとします。

そして今年の風災で外壁にヒビが入り火災保険の申請をした場合、去年と今年で火災保険を申請している損害箇所が異なるため、火災保険の申請が可能です。

ちなみに、損害箇所が異なるため、去年落雷による屋根の瓦の修理をしていなかったとしても、火災保険の申請が可能となります。

では、「同じ損害箇所だった場合」はどうでしょうか?

実は、同じ箇所を損害した場合であっても、修理をしていたにもかかわらず、それでも同じ箇所に損害を受けた場合には、火災保険の申請が可能です。

しかし、同じ箇所の損害ということもあり、前回修理したときの被害写真や修理の明細書などを提示する必要があるため、捨てずに保管しておきましょう。

2度目の火災保険申請が「できない」ケース

火災保険には2度目の申請が行えないケースもあります。

前述した「同じ損害箇所だった場合」に修理をしなかったケースです。

たとえば、去年の集中豪雨により雨どいが破損して火災保険を申請し、修理をしなかったとします。

そして今年の集中豪雨で同じ雨どいがさらに破損してしまった場合、修理をしなかったことにより損害が酷くなったとも判断できるため、重複申請とみなされて火災保険の申請ができません

修理の有無は申請者に任されていますが、2度目の火災保険の申請に営業を与えるため、修理の有無はしっかりと判断すべきでしょう。

①不当な保険金請求をすること

当然のことですが、不当な保険金請求であった場合、火災保険の保険金はもらえません

たとえば、故意に家屋に損害を与える、または虚偽の申請を行うなどが該当します。

中には悪徳業者と呼ばれる保険金作業集団も存在しており、そういった業者からの詐欺の誘いも受けてしまうと保険会社からの訴訟につながります

たとえば、故意に家屋に損害を与える、または虚偽の申請を行うなどが該当します。

②前回の火災保険の申請から改善されていない

これは前述した「同じ損害箇所だった場合」と似ていますが、一度目の火災保険の申請で保険金を受け取ったにもかかわらず、二度目に同じような内容で申請した場合、「この人は改善する気があるのだろうか?」とその責任を問われる可能性があります。

もちろん火災保険で得た保険金の使用用途は問われませんが、同じような損害内容であった場合には、理由をきちんと伝えられないと火災保険から保険金がもらえないこともあります

③損害箇所の被害状況を把握していない

火災保険の申請をしたことがない方に多いのですが、損害箇所の被害状況が詳しく分からないまま保険会社に申請する方がいます

保険会社とのやり取りの中で、自分の身に起きたことを上手く説明できなかった場合、多くのケースでは「不正請求ではないか?」と疑われてしまいます

保険会社から保険金がもらえないケースにもつながるため、まずは火災保険の申請サポート業者などに連絡することをオススメします。

火災保険の申請方法

火災保険については、損害を受けた事実があれば自動的に支払われるものではなく、自ら申請しなければ保険金を受け取ることはできません

また、火災保険の申請のために用意すべき書類は数多く、修理業者や保険会社とのやり取りも時間や労力がかかります

そこで、初めての火災保険の申請でも戸惑うことがないように、火災保険の申請の流れを把握しておきましょう。

火災保険の申請方法

火災保険を申請するために必要な書類がいくつかあります。

  • 保険金請求書
  • 事故内容報告書
  • 修理箇所の見積書
  • 損害箇所の写真

最低限これらの書類は必要であり、保険会社によっては別で書類を用意しなければなりません

また、書類を提出すれば終わりではなく、修理箇所の見積書については、修理やリフォームの専門業者に依頼して作成してもらう必要があります

さらに、保険会社から調査員が派遣され損害箇所の確認も行われます

何が原因でどこが損害を受けたのか、それは故意的なものではないのかを中心に確認が取られ、それに対していくらくらいの保険金が適切なのかも検討されます。

時間や労力だけでなく、火災保険についての知識も求められるため、火災保険に詳しい専門業者への依頼が効率的でしょう。

火災保険の複数申請まとめ

今回は、火災保険は何回使えるのか、その金額や複数回使える事例をご紹介しました。

火災保険は契約期間内であれば、基本的には何度でも申請できる柔軟な保険です。

2回目以降の申請ができる場合
  • 損害箇所が異なる場合
  • 修理をしたにもかかわらず再度損害を受けた場合
2回目以降の申請ができない場合
  • 保険金をもらい修理をしなかった場合
  • 不当請求であった場合

このように、火災保険は特徴を知っている者からすると強い味方となる保険です。

火災保険は適応範囲が広いため、火災による災害のみ補償が適応されると思っている方も多いのが現状です。

特に初めて火災保険を申請される場合、あまりの手続きの面倒さから、火災保険の請求期限内に請求が行えないケースなども続出しています。

火災保険の請求には、必要書類に関する知識や損害箇所の補償適応の可否など、求められる知識や情報がたくさんあります。

少しでも分からないところがある方、火災保険に関するお悩みやトラブルを抱えている方は、ぜひ建物鑑定までお気軽にご相談ください。

弊社も、火災保険・地震保険の申請サポートを専門として運営をおこなっており、全国で無料調査を行っております。
火災保険は多くの方が保険料の払い損になっています。
軽微な被害も保険適応となるケースは多いです。

火災保険の申請でお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。