火災保険の請求方法を徹底解説!必要書類とは!?

火災保険の請求時に、何の書類が必要か分からない人は多いのではないでしょうか?火災保険の請求は複雑で分かりにくいイメージも浸透していますよね。

そこで今回は、火災保険の申請の流れ(保険金が損保から支払われるまで)と火災保険を請求するときの必要書類(法人・個人で必要書類が異なるなど)、楽に申請する方法などを解説していきます。

この記事を読めば、きっとあなたも実際に請求するとき保険金請求がスムーズにできるようになるでしょう。ぜひ、参考にしてください。

火災保険の保険金お支払いの流れ

火災保険で保険金が下りるまでの基本的な流れとしては

  1. 【お客様側】事故が起きたことを損害保険会社に連絡
  2. 【損保側】事故連絡の受付、契約内容の確認、保険の入金状況の確認、支払対象となる保険金の説明、事故対応のアドバイスなど。最後に必要書類の案内
  3. 【お客様側】損害保険会社から必要書類が送られてくるので記入して郵送※必要書類については後ほど説明します
  4. 【損保側】郵送されてきた書類を確認し、保険金の支払額をお客様に説明
  5. 【お客様側】損害保険会社から連絡がくるので支払額の確認・承諾
  6. 【損保側】お客様の口座に振込

上記が基本的な保険金が支払われるまでの一連の流れになります。次項では必要書類について説明していきます。

火災保険請求するときの6つの必要書類

ここからは保険金を請求するときの必要書類を説明していきます。
1つずつ見ていきましょう。

必要書類1:保険金請求書

保険金請求書は、その名の通り保険金を請求するための書類です。各損害保険会社によって記入フォームは若干異なりますが、明確な違いはありません。

必要書類2:事故内容報告書

事故の内容を記入する書類です。各損害保険会社によって記入フォームは異なりますが、事故の内容を伝えるという意味ではどこも一緒です。損保に記載内容を聞いて、自分で作成することも可能です。

必要書類3:損害箇所の写真

被害箇所の写真を取る必要があります。保険が下りるかどうか明暗を分けるくらい重要になります。被害が起きたとき/見つけたときにすぐに写真を取っておくのがベストです。

必要書類4:修理見積書

修理代総額だけでなく、部品の数量や単価なども記載します。修理業者に依頼して見積をとってもらい、その金額を記入しましょう。

必要書類5:損害明細書

家財にも保険を掛けていた場合、家財や備品といった損害品を記入する必要があります。作成方法は担当者から説明されます。

必要書類6:建物登記簿謄本

法務局で発行されます。保険の対象が建物であり、保険金請求額が一定を超える(損保により異なる)と提出を求められます。

条件によって提出義務が発生する5つの必要書類

ここからは条件によって提出義務が発生する必要書類を説明していきます。
1つずつ見ていきましょう。

必要書類1:委任状

保険金の請求を第三者に委任する場合、または代表が保険金を請求する場合必要になります。損保会社によってフォーマットは異なるので、必ず保険金を請求する損保会社のフォーマットを使用しましょう。

必要書類2:法人代表者資格証明書

保険金請求者が法人で、保険金請求額が一定金額を超える場合、法人代表者資格証明書が必要です。印鑑証明書と合わせて提出する必要があります。なお、法人代表者資格証明書の代わりに商業登記簿謄本で代用できる損保会社もあります。

必要書類3:印鑑証明書

保険金請求額が一定金額を超える際に必要です。この場合、保険金請求書などの押印欄は印鑑証明書と同じ印で統一する必要があります。

必要書類4:罹災証明書

損害保険会社や保険金請求額によりけりですが、罹災証明書の提出を損保より依頼される場合があります。罹災証明書は消防署で発行してもらえます。

必要書類5:保険金直接支払指図書

保険金請求権に質権が設定されている契約において、保険金をお客様(被保険者)に支払う場合は質権者(銀行)から「保険金直接支払指図書」を損保に提出する必要があります。銀行に依頼をすると発行してくれるでしょう。

火災保険金請求時は必要書類を用意しなければ損する

火災保険請求時は必要書類がないと損をしたり保険金自体下りない可能性もあります。
必要書類は損害保険会社によって異なりますが

  • 保険金請求書
  • 修理見積書
  • 損害箇所の写真
  • 事故内容報告書(※盗難の場合)

上記4点はどの損保も必須だと言えるでしょう。

必要書類をしっかり用意して提出することが、保険金額上昇の近道です。

なぜなら、書類の用意や記載を怠ると損保会社の担当に信頼されにくくなります。
信頼できない相手に保険金額を増やしたい担当はいないでしょう。逆になるべく減らしたいはずです。

ですから、担当者の話をよく聞き、必要書類をしっかり準備し、詳細まで記入することが保険金額上昇の一番の近道なのです。

しかし、「書類の用意や記載に手間がかかりそうで不安…」と感じる方も多いのではないのでしょうか?

確かに火災保険の請求は手間がかかります。しかし、そんな悩みに答えるデジタル保険金請求という請求方法をAIG損保が取り入れています。

デジタル保険金請求とは何なのでしょうか?次項で説明していきます。

楽に申請できるデジタル保険金請求

デジタル保険金請求とは、AIG損保が提供しているWEB上で火災保険に係る事故の報告、請求書類(損害箇所の写真や修理見積書)のアップロードができる保険金請求手続きです。

インターネットで24時間365日対応しているので、深夜に事故が起こった際も手続きすることが可能となっています。保険金請求に必要な書類も見ることができ、請求書もダウンロードすることが可能です。分かりやすい上、スムーズに手続きできるので、そのぶん入金も早くなるでしょう。

ただ2021年3月時点で、デジタル保険金請求ができるのは地震や台風、洪水などの自然災害のみとなっています。今後、火災による事故も追加されるか注目です。

ですが、火災保険によるデジタル保険金請求は、損保会社にまだまだ浸透していないのが現状です。ただ、今後は社会全体がデジタル化していくので、それに伴いデジタル保険金請求を導入する損保会社も増えていくと予想します。

火災保険請求時の必要書類に関するまとめ

火災保険請求時の主な必要書類は下記の11つです(損保会社により異なる)

  • 保険金請求書
  • 事故内容報告書
  • 損害箇所の写真
  • 修理見積書
  • 損害明細書
  • 建物登記簿謄本
  • 委任状
  • 法人代表者資格証明書
  • 印鑑証明書
  • 罹災証明書
  • 保険金直接支払指図書

楽に申請するには、サポート会社の利用をおすすめします。デジタル保険金請求も楽ですがまだまだ普及していないですし、自分で申請する必要があります。サポート会社は忙しい方も手軽に損保会社へ保険金請求が可能です。

つまり、楽に保険金を申請するためにはサポート会社を使いましょう。

弊社も、火災保険・地震保険の申請サポートを専門として運営をおこなっており、全国で無料調査を行っております。
火災保険は多くの方が保険料の払い損になっています。
軽微な被害も保険適応となるケースは多いです。

火災保険の申請でお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。